有害・医療廃棄物研究会主催:「第19回有害・医療廃棄物処理技術セミナー」開催のご案内
水銀に関する水俣条約では、水銀の供給から使用、廃棄に至るまでの水銀の環境中への排出を削減するための対応が求められており、我が国においても、条約の趣旨を踏まえた水銀対策の実施に向けた検討が進められています。我が国では、水銀廃棄物から回収される水銀は、年間約60t~70tと推計されており、このうち約50tが輸出されています。しかし、水俣条約の規制が国際的に実施されることに伴い、余剰水銀の国内処理体制を構築しておく必要があります。
そこで有害・医療廃棄物研究会では、この問題に先駆的に取り組んでいる野村興産株式会社のご協力を得て、同社イトムカ鉱業所において技術セミナーを開催することとなりました。同社は、全国の自治体や企業、大学から排出される廃乾電池や廃蛍光灯、廃試薬等を収集し、水銀製錬に関する技術基盤をもとに水銀含有廃棄物をはじめとした様々な廃棄物の処理・リサイクル・処分を行っており、余剰水銀の安定固形化の研究開発の研究を行っています。
水銀含有廃棄物の処理・リサイクルの現状を把握できる折角の機会ですので、お繰り合わせの上ご参加下さいますようご案内いたします。
■日 時:2016年2月4日(木)~5日(金)(1泊2日)
■場 所:野村興産㈱ イトムカ鉱業所(北海道北見市留辺蘂町富士見217-1)
■宿 泊:塩別つるつる温泉(北海道北見市留辺蘂町滝の湯201)
■主 催:有害・医療廃棄物研究会
■後 援:(一社)廃棄物資源循環学会 他
■定 員:30名
■参加費:21,000円(廃棄物資源循環学会員等)、30,000円(会員外)
詳細・申込みについてはこちらをご覧ください。