ごみ処理有料化の実態及び市民意識

中　村　恵　子*

【要　旨】　従量制のごみ処理有料化後，伊達市のごみ処理量は，大巾に減量し，全国の注目を浴びた。ごみ処理有料化提案の経緯，市民の対応，行政の施策の展開を紹介して，ごみ処理有料化後の実態に迫ると共に，“伊達市を考える会”が実施した『有料化後のゴミに関する市民意識調査』の分析を通して，その波及効果を論じ，又伊達市の課題にも言及する。更に，今後の廃棄物問題で押さえるべき点についても述べる。

キーワード: 有料化，減量，資源化，自衛，市民意識

廃棄物学会誌，Vol. 3, No.4, pp.292-304, 1992

原稿受付　1992.8.26

* 伊達市を考える会　会長

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