資源ごみの分別収集に伴うごみ処理システムの変化予測に関する研究
羽 染 久*・仁 田 義 孝**・横 田 勇**
【要 旨】 「容器包装リサイクル法」は,ごみ問題を解決する画期的な手段として期待される一方,市町村にとっては大きな経済負担等を伴うものとなっている。本論文では,資源ごみの分別収集による効果および課題について定量化を試みた。その結果,資源化率の向上,要処理量の減少,含有重金属量の減少等が期待される反面,発熱量の減少,大幅な経費負担の増加等が懸念される。
キーワード: ごみ処理,システム,変化,容器包装,リサイクル
廃棄物学会論文誌,Vol. 9, No.6, pp.231-239, 1998
原稿受付 1998.2.6
* (財)日本環境衛生センター 環境工学部調査課
** 静岡県立大学大学院 生活健康科学研究科
連絡先:〒210−0828 神奈川県川崎市川崎区四谷上町11-15
(財)日本環境衛生センター 環境工学部調査課 羽染 久