【座談会報告】
座談会『循環型社会形成へ法制度はいかにあるべきか』
 ――検証!! 日本のリサイクル法制度は機能するか――
江 口 隆 裕*・細 田 衛 士**・熊 本 一 規***・羽 賀 育 子****
今回の特集では「リサイクル法制度」をテーマに,行政,研究者,市民の立場から原稿を執筆していただくとともに,互いの意見交換によって議論を深めるため,ご執筆していただいた皆さんによる座談会を企画しました。座談会では循環型社会形成推進基本法を軸にしながら,個別リサイクル関連法について,本格実施後の状況を踏まえての容器包装リサイクル法と家電リサイクル法,また法制化が進みつつある廃自動車リサイクル法について検証し,循環型社会形成へ向けての今後のリサイクル法制度の課題を整理していただき,編集委員である京都大学大学院経済学研究科教授の植田和弘先生にコーディネーターをお願いし,特集原稿をご執筆いただいた4名の方々にご出席いただきました。
座談会では,まず各論文の概要を説明いただいた後に,出席者間でのディスカッションをしていただきました。編集委員会で要約した座談会の内容を掲載いたします。
廃棄物学会誌,Vol.12,No.5,pp.274-280,2001
*環境省 廃棄物・リサイクル対策部企画課長
**慶應義塾大学 経済学部教授
***明治学院大学 国際学部教授
****リターナブルびんを見直しペットボトルをやめさせる会代表