【特 集:理想のリサイクルシステム・技術のあり方を考える――リサイクルシステム・技術研究部会活動報告――】
各種廃棄物のリサイクルに関する状況
青 山 和 史(リサイクル品質・流通WG主査)*


【要 旨】 リサイクルシステム・技術研究部会の中に,リサイクル各種技術,リサイクル製品の品質,流通に関する検討を行うWGを2002年度に発足させ,これまで調査検討を行ってきた。昨年度は,リサイクルが特に進んでいない4品目(廃プラスチック,溶融スラグ,建設発生木材,汚染土壌)について,現状を調査するとともに課題を抽出した。2年目となる今年度は,容器包装リサイクル法におけるその他プラスチックを中心とした廃プラスチックに絞って,全般のリサイクル状況全般,各種リサイクル技術および現状を調査した。本稿はその調査結果の中間報告である。


キーワード:廃プラスチック,容リ法その他プラ,溶融スラグ,建設発生木材,汚染土壌
廃棄物学会誌,Vol. 14, No.6 pp.303-309, 2003
原稿受付 2003.9.25
* 鹿島建設(株) 環境本部廃棄物施設グループ
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鹿島建設(株) 環境本部廃棄物施設グループ