【国際会議報告】
2003年度秋期米国廃棄物発電技術評議会
（WTERT Council）の報告
中　村　正　人*

【要　旨】　廃棄物発電技術研究評議会（Waste-to-Energy Research and Technology Council, WTERT Council）の秋期会議が，2003年11月13，14日，米国New York市内において開催された。全米各地ならびにカナダ，ヨーロッパ，中国，イスラエルから80名近くの参加者が集い，廃棄物発電の技術研究や関連した政策行政の現状・将来の展望について活発な議論が行われた。また，大学共同プロジェクトUniversity Ash Consortiumの成果発表では廃棄物焼却灰の有益な活用についての研究方針が示された。さらにNew York市の包括的一般廃棄物管理計画についてなど行政に関する報告も発表された。今年2004年の秋期会議ではColumbia大学創立250周年記念とも重なりさらなる活発な意見交換が期待され，日本からも参加と情報発信が望まれる。

キーワード:国際会議，廃棄物発電，WTERT評議会，一般廃棄物，焼却灰
廃棄物学会誌，Vol. 15, No.4 pp.213-215, 2004
原稿受付 2004.4.4　　原稿受理 2004.5.26
*コロンビア大学大学院工学部 地球環境工学科
連絡先:500 West 120 th Street, 918 Mudd Building, New York, NY 10027, USA