【特 集:容器リサイクルのコストと容器包装リサイクル法―社会・経済部会,消費者市民研究部会の共同特集―】
自治体の容器リサイクルコスト
大 川 隆 司*・郡 嶌   孝**・大 豊 規 至***・香 村 輝 夫****・木 野 正 則*****・知 久   清******・中 路 達 也*******・森   雅 博********
【要 旨】 使用済みの飲料容器のリサイクルコストの把握とコストミニマムな社会的システムへの提案を目的とする容器LCC(Life Cycle Cost)研究会を立ち上げ,平成15年にアンケート調査を実施した。容器のリサイクルに関わる自治体のコストを調査することにより,収集の形態および体制別,容器別の市町村のリサイクルコストが明らかになった。いくつかの課題が浮き彫りにされ,コストミニマムなリサイクルシステムを追求するための総合的な議論の必要性が判明した。
キーワード:自治体,リサイクル,使用済み容器包装,コスト
廃棄物学会誌,Vol.15, No.6, pp.275-280, 2004
原稿受付 2004.9.19
*(社)未踏科学技術協会
**同志社大学経済学部
***宝酒造(株)
****サントリー(株)
*****キリンビール(株)
******東洋ガラス(株)
*******(株)インテージ
********ガラスびんリサイクル促進協議会
連絡先:〒105-0004 東京都港区新橋2-12-15