【特集:容器包装プラスチックのリサイクルと今後】

「プラスチック製容器包装の再商品化手法及び入札制度の在り方に係る取りまとめ案」について
近 藤 亮 太*

【要 旨】 容器包装リサイクル法に基づくプラスチック製容器包装廃棄物については,2000 (平成12)年度から,プラスチック製容器包装廃棄物をプラスチックの原材料として利用する材料リサイクル手法と,化学的に処理して化学原料として利用するケミカルリサイクル手法という2 つの再商品化手法によってリサイクルが進められてきている。
このプラスチック製容器包装廃棄物の再商品化手法および入札制度の在り方については,2009年9月の中間取りまとめを受けて2010年1月に中央環境審議会・産業構造審議会の合同会合にて検討が再開されたところ,今般取りまとめがされることとなったことから,その概要について紹介する。

キーワード:容器包装リサイクル法,プラスチック製容器包装,再商品化手法,材料リサイクル手法の優先的取扱い
廃棄物資源循環学会誌,Vol. 21, No. 5, pp. 265-272, 2010
原稿受付2010. 8. 6
* 環境省廃棄物・リサイクル対策部
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