【特集:容器包装プラスチックのリサイクルと今後】

横浜市におけるプラスチック製容器包装の分別・リサイクルの現状と課題
M 田 雅 巳*

【要 旨】 横浜市では,G30 プランを策定し,市民・事業者との協働により,ごみの減量・リサイクルに取り組んだ結果,2009 (平成21)年度には2001 (平成13)年度に対して,目標を上回る42%のごみ減量を達成した。具体的な取り組みの一つに2005 (平成17) 年4月から全市展開を行った家庭ごみの分別収集品目の拡大があり,その中で容器包装リサイクル法に基づくプラスチック製容器包装の分別・リサイクルを行ってきた。そこで,取組開始後,5年が経過したが,本市におけるプラスチック製容器包装の分別・リサイクルの現状を紹介するとともに,顕在化してきた課題を整理し,解決に向けた方向性を示す。

キーワード:よこはまG30プラン,容器包装リサイクル法,プラスチック製容器包装
廃棄物資源循環学会誌,Vol. 21, No. 5, pp. 295- 299, 2010
原稿受付2010. 8. 3
* 横浜市資源循環局総務部
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