平成28年度 廃棄物資源循環学会九州支部 研究ポスター発表会・留学生交流会(平成28年5月7日開催) 報告
平成28年5月7日(土)、九州大学西新プラザにおいて「第7回研究ポスター発表会・留学生等交流会」が開催されました。本研究ポスター発表会・留学生等交流会は、九州支部の学生、若手研究者の育成、及び留学生の発表を通じた国際交流の推進を目的に毎年開催されています。本年度は九州内の大学(北九州市立大学、九州大学、福岡大学、佐賀大学)から22件の研究発表があり、その内5件が留学生(ペルー、中国、イタリア、モンゴル、インドネシア)による発表でした。本会は、九州支部総会、講演会の後に開催され、会場には60名を超える参加者が集まり、発表者による研究成果の説明を熱心に聞き入っていました。
また、今回は4月に熊本・大分で発生した地震(前震;4月14日、本震;16日)の災害廃棄物に関する現地調査が、九州支部メンバーを中心とした調査チームにより行われ、その最新の調査報告も行われました。やはり、九州で起きた大地震による災害廃棄物への関心が高く、例年に増して多くの方々が参加し様々な分野や立場の方から積極的な質疑応答が行われ大盛況となりました。また、会場では参加者からの質問や意見に対し、学生が積極的に説明をしている姿も多く見られ、分野や立場の違う方からの意見やアドバイスを頂け、大変有意義な発表会となりました。
参加者からの投票により5件の優秀ポスターが選ばれ、その後の意見交換会において、受賞者に賞状と記念品が授与されました。本発表会は今後も開催する予定です。皆様の積極的な参加をお待ちしています。
優秀ポスター賞(ポスター発表番号順)
一般廃棄物焼却残渣セメント固化地盤の耐久性に関する基礎的研究
村川 大亮 九州大学
生ごみ資源化における段ボールコンポストの有効性
池 達哉 佐賀大学
福岡県沿岸部の災害廃棄物発生量予測と仮置場の適地選定
高口 拓也 福岡大学
廃タイヤ焼却灰を用いたアスファルト混合物の紫外線劣化抑制
西 将太郎 福岡大学
Waste Management in Italy
Chiara Garibardi 福岡大学研究ポスター発表会・留学生等交流会