Japan Society of Material Cycles and Waste Management

 


平成22年度
廃棄物資源循環学会 研究討論会 参加案内


※印刷用にPDFをご利用下さい。


平成22年度の研究討論会が,平成22年5月20日(木)から21日(金)の2日間,川崎市産業振興会館において開催されます。本会では,日常生活から社会の生産活動に至る廃棄物の諸問題や資源循環に纏わるテーマについて,市民、企業、行政の様々な立場からの討論を通じて理解を深めたいと思います。

企画内容を更新しました!詳しくはこちらをご覧ください。

ポスター発表の募集要綱はこちらをご覧ください。多くのみなさまのご参加をお待ちしております。

主催 一般社団法人 廃棄物資源循環学会

協賛 プラスチックリサイクル化学研究会,日本LCA学会

開催日 平成22年5月20日(木),21日(金)

開催場所 川崎市産業振興会館
住所 神奈川県川崎市幸区堀川町66-20
電話 044-548-4111
最寄駅 JR川崎駅西口 徒歩8分,京急川崎駅 徒歩7分

参加費 受付は当日のみです(事前参加申込みはいたしません)。参加費は会場でお支払い下さい。 参加費には、研究討論会講演論文集代が含まれます。なお、総会・特別講演のみの出席は無料です。
   参加費(講演論文集代含む)
正会員,公益・賛助会員所属,協賛学会等会員 5,000円
学生会員,登録団体市民会員 1,000円
非会員 7,000円
意見交換会  : 意見交換会の申込みは、討論会当日、会場にてお申込み下さい。
参加費:5,000円

タイムスケジュール
内容は予告なく変更される場合があります。あらかじめご了承ください。

開催日

時 間

ホール1階

企画展示場(4階)

5月20日
(木)

9:30

受付

10:0011:50

産業廃棄物処理におけるCO2削減の取り組み(学術研究委員会企画)

11:5013:00

昼休み

13:0014:50

廃棄物収集の効率化
(リサイクルシステム技術研究部会)

15:3017:50

総会

18:0020:00

意見交換会

521
(
)

9:00

受付

9:1511:05

廃棄物計画における優先順位
(廃棄物計画部会)

(ポスター掲出)

11:1012:10

ポスターセッション

12:1013:10

昼休み

13:1015:00

産業廃棄物溶出試験方法の検討について(廃棄物試験検査法研究部会)

15:1017:00

発生抑制(Reduce)はどこまで可能か?(学術研究委員会企画)



各討論会の内容
内容は予告なく変更される場合があります。あらかじめご了承ください。

5月20日(木) 10:00〜11:50  ホール(1階)

「産業廃棄物処理業界におけるCO2削減への取り組み」

(学術委員会企画)

現在、産業廃棄物処理業界では国のCO2削減に向け、様々な取り組みが行われている。そこでこの討論会では各分野で活躍される4名の方に登場していただき、概要論から実際の取り組みに至るまで、パネルディスカッションを踏まえた討論会を企画することにした。

司会進行 松藤敏彦(北海道大学)

1.「CO2削減の全体概要論」北垣亮馬(東京大学)

2.「全国産業廃棄物連合会におけるCO2マイナスプロジェクト」

加藤宣行((社)全国産業廃棄物連合会)

3.「収集運搬におけるCO2削減の取り組み事例」滝口千明(白井エコセンター(株))

4.「中間処理施設(焼却)における小型蒸気の活用事例」三輪陽通(三光(株))

5月20日(木) 13:00〜14:50  ホール(1階)

「廃棄物収集の効率化」

(リサイクルシステム技術研究部会企画)

廃棄物処理費用に収集運搬コストが大きい。今後処理量を拡大(小型製品、遠距離など)に応じて収集コストも増大する。そのコスト低減化を、現場の状況把握から始めて、システム最適化に繋げたい。

司会進行 中村崇(東北大学)

1.「廃小型家電品のリサイクル」白鳥寿一(東北大学)

2.「プラスチック容器回収とリサイクルに際しての一考案−ポリ乳酸卵パック店頭回収と分別・再生技術について−」白井義人(九州工業大学)

3.「建設系廃棄物収集・運搬の効率化について」岡島壮介((株)タケエイ)

講演(各20分)後、パネルディスカッション(50分)

5月21日(金)  9:1511:05  ホール(1階)

「廃棄物計画における優先順位」

廃棄物計画部会企画

廃棄物計画の策定にあたっては、循環型社会形成推進に向けて、3Rの推進と適正処理を判断基準として種々の方策を比較して、最終案を決定してきています。また、温室効果ガス削減と適正な財政運営を念頭に置いて、廃棄物計画の政策全般をLCCO2の比較評価とLCCの比較評価の面から選定することも試みられています。さらに、地球温室効果ガスの削減に資する方策や、施設の長寿命化計画(ストックマネジメント)の作成等が検討されてきています。

廃棄物計画部会企画での討論会は、このような3Rの推進方策や適正処理システムの組み合わせについて、コストや技術、住民のライフスタイルなどの面から総合的な計画・検討がこれまで以上に求められている最近の情勢を踏まえ、廃棄物計画策定において、何を優先していくかの議論をしたいと思います。

特に、廃棄物計画の方向性を示した処理システム指針での8つの評価指標(レーダーチャート)をどのように計画策定に活かしていくかに焦点を当てて討論する予定です。

三品雅昭(さいたま市・廃棄物計画部会員)

1.9:15-9:25(10分)開会挨拶、討論会の趣旨説明

西川光善((株)エックス都市研究所・廃棄物計画部会員)

2.9:25-10:25(60分)話題提供
「一般廃棄物処理行政の動向(話題提供)」 

徳田 博保(環境省廃棄物・リサイクル対策部廃棄物対策課長)

「「応変」が求められる一般廃棄物処理計画」

大迫 政浩((独)国立環境研究所 循環型社会・廃棄物研究センター
循環技術システム研究室長)

「一般廃棄物処理計画策定の検討〜収集運搬の効率化(2つの地域性)と財政運営から見る計画策定のポイント〜」

石名坂 賢一(柏市企画調整課主査)

3.10:25-10:35 休憩

4.10:35-11:05(30分)パネルディスカッション
「廃棄物計画における政策決定の優先順位」
コーディネーター: 橋本治(東京都環境整備公社・廃棄物計画部会員)
パネリスト:
 徳田博保氏
 大迫政浩氏
 石名坂賢一氏

5月21日(金)  13:1015:00  ホール(1階)

「産業廃棄物溶出試験方法の検討について」

(廃棄物試験・検査法部会企画)

現在、産業廃棄物に関する評価手法として定められている「産業廃棄物に含まれる有害物質(金属等)の検定方法」(昭和48年環境庁告示第13号)は制定されてから30年以上が経過している。

昭和48年の制定後、検液の作成方法について幾つかの改正がなされたが、それ以降は30年以上の間、見直しがされず現在に至っているのが実情である。分析機関毎に告示法から読み取った溶出液作成法の手順の認識が細部で異なり、同一試料であっても分析値に差異が見られることも多く過大も多い。

また、平成20年3月に排水分析の規格(JIS K 0102)が改正されたが、各基準項目の分析方法はまだ改正後のJISに対応しておらず、その見直しも検討が必要である。

本企画では、現在、進められている廃棄物検定方法の検討内容、溶出試験全般に関する課題や・事例を紹介し、参加者との意見交換を実施する。

司会進行 豊口敏之((株)環境管理センター)

1.「産業廃棄物の検定方法等の検討について」

谷口和之(環境省 廃棄物・リサイクル対策部産業廃棄物課)

2.「環境省受託業務「産業廃棄物に含まれる金属等の検定方法の検定業務」の報告

貴田晶子((独)国立環境研究所)

3.「告示第13号溶出試験の分析値に影響を及ぼす操作条件についての検討」

長谷川亮(株式会社環境管理センター)

4.「再生材の溶出試験の検討と廃棄物分析事例」

門木秀幸(鳥取県衛生環境研究所)

5.「溶出試験の精度管理と技術向上に向けた取り組み」

富田恵一((地独)北海道立総合研究機構 工業試験場)

講演後、講演者・参加者による意見交換を実施予定。

5月21日(金)  15:1017:00  ホール(1階)

「発生抑制(Reduce)はどこまで可能か?」

(学術研究委員会企画)

3Rの優先順位の一番目に挙げられる発生抑制(Reduce)対策、具体的にどのような取り組みがなされて、どのような効果が上がっているのでしょうか。発生抑制対策は、私たち自身のライフスタイルに直結する課題だけに、即効的な手段を見つけることはなかなか難しいですが、今少しずつ進み始めた発生抑制への取り組みの現状について理解し、将来に向けて「発生抑制はどこまで可能なのか?」、課題と将来展望について、様々な角度からの討論を通じて考えてみたいと思います。

司会進行 大迫政浩 (独)国立環境研究所

1.「廃棄物発生抑制の取り組み推進に向けた包括的視点」 田崎智宏((独)国立環境研究所)

2.「発生抑制の可能性と取り組み例」 山川 肇(京都府立大学)

上記話題提供者に加えて、ユニー滑ツ境社会貢献部部長 百瀬則子氏に参加いただき、フロアを交えた討論を行います。