Japan Society of Material Cycles and Waste Management

  

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平成23年度
廃棄物資源循環学会 研究討論会 参加案内


※印刷用にPDFをご利用下さい。


 平成23度の研究討論会が,平成23年5月31日(火)から6月1日(水)の2日間,川崎市産業振興会館において開催されます。
 本会では、日常生活から社会の生産活動に至る廃棄物の諸問題や資源循環に纏わるテーマについて、市民、企業、行政の様々な立場からの討論を通じて理解を深めたいと思います。多くのみなさまのご参加をお待ちしております。

ポスター発表の詳細はこちらをご覧ください。


「東日本大震災における災害廃棄物の現状と今後の課題」プレゼン資料を学会トップページに掲載しております。
 

主催 一般社団法人 廃棄物資源循環学会

協賛 大阪湾広域臨海環境整備センター、(財)クリーン・ジャパン・センター、(財)産業環境管理協会、(財)産業廃棄物処理事業振興財団、(財)石炭エネルギーセンター、(独)石油天然ガス・金属鉱物資源機構、(社)全国都市清掃会議、(社)全国産業廃棄物連合会、日本LCA学会、(財)日本環境衛生センター、(財)日本環境整備教育センター、(財)日本産業廃棄物処理振興センター、プラスチックリサイクル化学研究会
開催日 平成23年5月31日(木),6月1日(水)

開催場所 川崎市産業振興会館
住所 神奈川県川崎市幸区堀川町66-20
電話 044-548-4111
最寄駅 JR川崎駅西口 徒歩8分,京急川崎駅 徒歩7分

参加費 受付は当日のみです(事前参加申込みはいたしません)。参加費は会場でお支払い下さい。 参加費には、研究討論会講演論文集代が含まれます。なお、総会のみの出席は無料です。
   参加費(講演論文集代含む)
正会員、シニア会員、公益・賛助会員所属、協賛学会等会員 5,000円
学生会員、個人市民会員、登録団体市民会員 1,000円
非会員 7,000円
意見交換会  : 意見交換会の申込みは、討論会当日、会場にてお申込み下さい。
参加費:5,000円

タイムスケジュール
内容は予告なく変更される場合があります。あらかじめご了承ください。

開催日

時 間

ホール1階

企画展示場(4階)

5月31日
(火)

9:30

受付

10:0011:50

廃棄物処理法及び基本方針の改定と計画―直面する災害廃棄物処理を含め廃棄物処理計画のあり方を討論―
(廃棄物計画部会)

11:5013:00

昼休み

13:0015:10

東日本大震災における災害廃棄物の現状と今後の課題(東北支部・関東支部設立準備会)

15:3017:50

総会

18:0020:00

意見交換会

61
(
)

9:00

受付

9:1511:05

協働型集団回収について
(リサイクルシステム・技術研究部会)

(ポスター掲出)

11:1012:10

ポスターセッション及びパネル展示

12:1013:10

昼休み

13:1015:00

アスベスト−負の遺産処理と環境管理を考える(案)
(廃棄物試験・検査法研究部会)

15:1017:00

金属資源の物質フローとリサイクル・廃棄物管理
(物質フロー研究部会)



各討論会の内容
内容は予告なく変更される場合があります。あらかじめご了承ください。

5月31日(火) 10:00〜11:50  ホール(1階)

「廃棄物処理法及び基本方針の改定と計画
―直面する災害廃棄物処理を含め廃棄物処理計画のあり方を討論―」

(廃棄物計画部会企画)

廃棄物処理法の改正が平成22年5月19日に公布され、H23年4月1日に施行される。また、平成22年12月廃棄物処理法第5条の2第1項に基づく「廃棄物の減量その他その適正な処理に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図るための基本的な方針」の変更が行われた。
 初めに「廃棄物処理法及び基本方針の改定経緯と計画」を環境省の明石氏に説明していただき、次に国と市町村と事業者を結ぶ都道府県の立場から、平成23年度4月1日施行の第3次茨城県廃棄物処理計画を策定した同県の齋藤氏に「住民のための廃棄物行政の道標―廃棄物処理計画策定―は如何にあるべきか」を話していただく。最後に国立環境研究所の大迫氏から、低成長、少子・高齢化、地方分権等の社会変化、グリーン・イノベーション、国際情勢を背景とした日本の循環型社会形成のために、廃棄物処理法、基本方針の在り方も含め「変化する社会状況に望まれる廃棄物処理計画」を話していただく。
 今回の討論会では、廃棄物処理法の改正、基本方針の変更を踏まえながら、可能な限り環境負荷低減、省資源、効率的マネジメントを目標に、低炭素、自然共生社会と両立させる「住民のための廃棄物行政」を実現する基本的な廃棄物処理計画のあり方を議論する。
 また、日本国を揺るがしている東日本大震災の災害廃棄物処理の対応に、3人のパネリストの方々は、今まさに直面し奮闘されていらっしゃいますので、現時点での「災害廃棄物の現状を踏まえた対応のポイント(留意点)」もお話いただき、廃棄物処理計画の議論の中で触れる予定です。

司会進行 臼井直人 (大成建設(株)環境本部)
代表挨拶 中村恵子 (健康・環境デザイン研究所)
●コーディネーター 西川光善 (潟Gックス都市研究所 技術顧問)
●パネリスト

1.「廃棄物処理法及び基本方針の改定経緯と計画」近藤慎吾(環境省)

2.「住民のための廃棄物行政の道標―廃棄物処理計画策定―は如何にあるべきか」齋藤美子(茨城県)

3.「変化する社会状況に望まれる廃棄物処理計画」大迫政浩((独)国立環境研究所)

5月31日(火) 13:00〜14:50  ホール(1階)

「東日本大震災における災害廃棄物の現状と今後の課題」

(東北支部・関東支部設立準備会企画)

東日本大震災による災害廃棄物の問題については、適正かつ迅速な処理に向けて懸命な努力が続けられている。国からも処理指針(マスタープラン)が示され、各県は策定する実行計画を元に、災害廃棄物の処理も本格化することが期待される。本企画では、学会本部主催で4/30に開催された緊急報告集会に引き続き、研究討論会の機会を活用して、第二弾の震災関連報告の場を東北支部・関東支部準備会において設けさせて頂いた。現状と今後の課題解決に向けて、情報共有と意見交換が出来ればと考えている。

司会進行 大迫政浩((独)国立環境研究所)

1.趣旨説明 大迫政浩((独)国立環境研究所)

2.岩手県・宮城県の状況 吉岡敏明(東北大学)

3.福島県の状況 鴨田美奈子(福島県生活環境部)

4.釜石市における試行事業 西川光善(社団法人廃棄物コンサルタント協会)

5.総合討論

6月1日(水)  9:1511:05  ホール(1階)

「協働型集団回収について」

(リサイクルシステム・技術研究部会企画)

前回の容器包装リサイクル法の見直しでは、市町村の分別収集・処理保管のコストや国民の環境意識の低さが課題として残り、その一つの方策として多様な回収の仕組みが望まれるとの方向性が示唆された。全国各地域の調査結果より、市町村が関与した集団回収が、社会的コストの低減及び地域コミュニティー活性化や環境意識の向上に寄与することが判明したことより、“協働型集団回収”推進について議論する。

司会進行 山本耕平 (潟_イナックス都市環境研究所)
 パネラー

1.酒巻弘三界 (スチール缶リサイクル協会)

2.中島桂一 (江別市) 

3.東 龍夫 ((有)ひがしリサイクルサービス)

4.吉川太郎 (東京都資源回収事業協同組合)

6月1日(水)  13:1015:00  ホール(1階)

「アスベスト−負の遺産処理と環境管理を考える(案)」

(廃棄物試験・検査法研究部会企画)

当部会では、石綿測定に関して共同分析を行い、技術向上に向けた取り組みを行ってきた。石綿含有物の問題は、製造禁止とともに静脈側に移行しつつあるが、石綿廃棄物の安全処理とともに、未着手の建築物の石綿含有判定、中皮腫患者の上昇、途上国での不適切な処理、石綿含有材の除去に伴う飛散管理などまだまだ解決せねばならない課題が残されている。今後の石綿対策はどうあるべきか、改めて石綿のリスクを考え、その中で石綿の測定方法の意義を考える。建築物の石綿含有建材への対策がどうなっているのか、また解体現場でどのような管理が行われているのか、廃棄物処理の前段階での石綿対策の重要な課題を議論しつつ、石綿廃棄物の処理のあり方を議論する多くの方々の参加が望まれる。

司会進行 豊口敏之((株)環境管理センター)

1.「「(仮)石綿による健康影響と今後のリスク管理のあり方」 村山武彦 (早稲田大学)調整中

2.「(仮)建築物の石綿含有に係る調査」 竹村好史 (国土交通省)

3.「(仮)解体現場における石綿飛散管理」 小坂 浩 (元兵庫県立健康科学研究センター)

4.「(仮)一般環境と廃棄物処理過程の石綿濃度」 貴田晶子 ((独)国立環境研究所)

質疑と総合討論

6月1日(水)  15:1017:00  ホール(1階)

「金属資源の物質フローとリサイクル・廃棄物管理」

(物質フロー研究部会企画)

戦略的な先端産業展開と持続的な資源確保は、重要な国家戦略の一つになってきた。レアアース、レアメタルとともに、ベースメタルも重要な戦略資源となりつつある。国内で循環できるシステムを、まずは構想しなければならない。また、経済成長著しいアジア地域での資源利用に向けた協調として、適正なリサイクル、廃棄物管理、環境保全に資する構想が求められている。静脈メジャー展開という政策が打ち出されている中、金属資源をめぐる物質フローの現状と将来を見据えて、リサイクルと廃棄物管理の役割を議論する。メインプレーヤーである金属精錬事業者を中心に、関連の調査や研究を行っている研究者による総合討論の場を企画した。産業の第一線、研究の第一線を知り、将来を展望するいい機会になるものと思われる。奮ってご参加いただきたい。

司会進行 酒井伸一(京都大学)

1.「(仮)静脈メジャー構想の背景と期待」 谷津龍太郎 (環境省)

2.「(仮)DOWAグループの金属精錬事業の展開とリサイクル・廃棄物管理」 吉田 勤(DOWAエコシステム(株))

3.「(仮)三菱マテリアルの金属精錬事業の展開とリサイクル・廃棄物管理」 林 庄作(三菱マテリアル(株))

4.「(仮)三井金属の金属精錬に関係する物質フローと鉛リサイクル・廃棄物管理」 太田洋文(三井金属鉱業(株))

5.「(仮)金属精錬に関連する物質フローの現状と将来」 中條 寛((株)三菱総合研究所)

6.「(仮)廃電池の排出動態とリサイクルの今後」 浅利美鈴(京都大学)

7.「(仮)金属資源の物質フローに関する中長期展望」 岡部 徹(東京大学)

質疑と総合討論