Japan Society of Material Cycles and Waste Management

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東日本大震災の災害廃棄物の処理処分
−海面埋立処分あるいは水面埋立資材利用の可能性−

                主催:廃棄物資源循環学会埋立処理処分研究部会


場所:早稲田大学55号館N棟1階大会議室
交通:JR山手線高田馬場徒歩15分または都営バス九段下,都立身体障害者センター前下車,地下鉄副都心線西早稲田駅(直結)
日時:平成23年9月7日(水)13:30〜16:00
参加費:無料

 東日本大震災において発生した膨大な量の災害廃棄物を,どう処理すればよいのか。被災地からの撤去が進まず,集積場所に運ばれた廃棄物の資源化・処理もこれから本格的になる状況にあるが,最後に必要となる埋立地の不足は深刻である。

 発生量の多さ,被災地の地理的位置を考えると,海面を利用した処分の可能性もあり得る。また埋立資材としての利用が可能ならば,災害復興に資する土地造成となるとの利点もある。本シンポジウムはその対応可能性について,土砂を中心とした津波堆積物を中心に議論する。

1.議論のための情報提供(各15〜20分)

(1)東日本大震災で発生した廃棄物
今回の震災で発生した廃棄物の量と処理状況を整理する。
(2)海面埋立の法的整理
海面処分は公有水面法に基づいており,埋立廃棄物中廃棄物割合によって廃棄物処理法にかかるかどうかが決まる。この法的枠組みについて説明する。
(3)過去の災害における海面埋立の事例
関東大震災,阪神淡路大震災では,どのような対応がとられたのか。また,海面埋め立てされた廃棄物の種類(安定型,管理型,その他)およびそれらの割合を報告する。
(4)海面埋立の実態と技術的対応
海面埋立の事例を紹介する。アセスメントの概要,埋立計画のフローについて報告する。海面処分場の技術(護岸,しゃ水,排水)とコスト,埋立物(安定型,管理型)による対応方法の違い,および必要埋立処分量の見積と被災地における海面埋立の可能性について紹介する。

2.ディスカッション(60分程度)