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見学会(2008/1/18) マステック中瀬工場様

見学会(2008/1/18) マステック中瀬工場様

見学会

~電源系基盤・IC基盤からの有価資源回収を学ぶ~

主 催 廃棄物学会リサイクルシステム・技術研究部会

日 時 2008年1月18日(木)

見学先 マステック株式会社 中瀬工場

趣旨

電気製品などから取り出された電源系基板、IC基板を処理して有用原料に再生する工場。操業開始から3年経過。 浜松市の北にあり、主として中部地区の家電リサイクル工場からの基板を買い取って処理、一部海外からも輸入。奥野渉常務取締役に非常に懇切な説明と案内をいただきました。月当たり200tを処理。製品は金属精錬所、貴金属精錬所などに送られます。プラントは小さいですが、基板を効率的に処理しています。納入先の品質条件に合う製品を作ることが重要です 見学を快く受け入れて下さいましたマステック関係者の皆様、有難うございました。

見学状況

(写真1) 工場内部全景

  手前側が原料と製品の置き場、奥に処理機械があります。

 

 

 

 

 

(写真2) 運び込まれた基盤類

 これをまず基板種類別に一次破砕機で裁断、その後材質別に分離。IC基板には貴金属が含まれるなど、電源系基板とIC基板とは含有物が相当異なります。

 

 

 

 

 

 

 (写真3) IC基板

原料として電源系の基板とIC系基板が入ってきます。写真はIC系基板。これがまず一次破砕機へ

 

 

 

 

 

 

(写真4) 縦型一次破砕機

ここでハンマーにより、70~80mmくらいのサイズに粉砕。粉砕物と粉塵は下からスクリューコンベアで鉄磁力選別工程へ。次に非鉄磁力選別工程で銅系原料とアルミ系原料を分離します。

 

 

 

 

 

 

 

(写真5) 鉄系分離物

 

 

 

 

 

 

(写真6) 銅系分離物

鉄分離のあと、非鉄磁選機で分離

 

 

 

 

 

 

(写真7) アルミ系分離物

銅と同じ磁選機工程で分離

 

 

 

 

 

 

(写真8) 金属分離後の破砕物

再度破砕して貴金属原料に精錬所で金、銀、パラジウムなどが回収される。金含有量はトン当たり150~250gもある。

 

 

 

 

 

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