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2008年9月

第19回 廃棄物学会研究発表会 公開プログラムのご案内
 
 
廃棄物学会 会長 山本和夫
 
 廃棄物学会では、毎年、研究発表会を開催しております。本年の研究発表会は、2008年11月19日から21日までの3日間、京都大学を会場として開催されます。会期中、下記の通り、学会員以外の方にも無料でご参加いただける公開プログラムを用意しております。今後の資源循環・廃棄物処理を見通す有益な情報・視座を共有できる機会ですので、皆様方の積極的なご参加をお待ちしております。
 なお、これを機会に当学会への加入をご検討いただけると幸いです。
 
(京都大学までのアクセスはこちら)
 
 

特別プログラム  会場:京都大学百周年時計台記念館

 
11月19日(水)
13:00-17:00 特別セッション1     「廃棄物系バイオマスの利活用ー廃食用油や生ごみなどのバイオマスの利活用に向けてー」
11月20日(木)
10:45-12:15 特別セッション2    「近畿圏の廃棄物広域処理システムを考えるー大阪湾フェニックス計画をめぐってー」
 
14:30-16:00 特別講演        安田喜憲氏・鍵山秀三郎氏 「ごみを身近に感じること」
 
16:15-17:50 パネルディスカッション 「3R から 『積極的2R』へーごみ有料化の向こうに見えるものー」
 

市民展示  会場: 京都大学博物館

 
11月19日(水)〜11月21日(金)
循環型社会を目指す市民と専門家のコラボレーション & マイボトル・キャンペーン
 
(参加方法)
 上記の特別プログラムと市民展示は、一般公開です。
 (参加費無料、申し込み不要、時計台記念館定員: 500名)
 
 *その他の学会行事(一般研究発表など)への参加は有料です。
 
  問合せ先:廃棄物学会事務局(TEL:03-3769-5099)
       http://www.jswme.gr.jp/taikai2008/

 廃棄物学会とは、「廃棄物」に関わる様々な立場の人が、広い意味での研究者として一堂に会し、意見・情報を交換し、多面的かつ包括的に調査研究を行う場として1990年3月27日に設立された。様々な分野から約3,700名の会員が参加しており、廃棄物問題の解決に向けて幅広い活動を行っている。
 
 
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11月19日(水) 13:00-17:00 京都大学百周年時計台記念館

特別セッション1:「廃棄物系バイオマスの利活用

        −廃食用油や生ごみなどのバイオマスの利活用に向けて−

 
 廃食用油、生ごみや紙類、廃木材や剪定枝など、都市からその多くが排出される廃棄物系バイオマスの利活用は、適正処理・循環型社会構築に資するのみならず、バイオマスがカーボンニュートラルであることから、低炭素社会に向けた具体的な取り組みとして、わが国だけではなく、世界的な関心を集めている。
 今回、京都議定書採択の地である京都市でシンポジウムを行うに際して、わが国の多くの自治体などが具体的に取組み始めた生ごみや廃食用油などのバイオマスの利活用を中心として、その円滑な利活用を図るために、市民や自治体、国だけでなく、エネルギー関連で重要な役割を担っている自動車や石油業界の関係者が集い、低炭素社会や循環型社会の構築に向けた新たな役割の在り方について考える機会とする(共催:京都高度技術研究所)
 
(第1部)シンポジウム「廃食用油や生ごみなどのバイオマス利活用に向けて」
1)挨  拶 全国バイオディーゼル燃料利用推進協議会代表
2)基調講演 「バイオマス利活用に向けての課題と将来展望について」
       池上 詢(京都大学名誉教授,全国バイオディーゼル燃料利用推進協議会副会長)
3)取組報告 「バイオ燃料の品質の確保に関する法律の改正について」経済産業省資源エネルギー庁燃料政策企画室
      「バイオ燃料の利用促進に関する法律の制定について」農林水産省大臣官房環境バイオマス政策課
4)パネルディスカッション
    「廃食用油や生ごみ等のバイオマス利活用に向けた関係者の役割について」
 パネラー西脇悦子(京都市域地域女性連合会)
      栗原英隆((社)全国都市清掃会議技術部長)
      室石泰弘(環境省地球環境局地球温暖化対策課) 
      森光信孝(トヨタ自動車(株)BRエネルギー調査企画室)
      冨山俊男(出光興産(株)環境安全部地域環境室)
      中村一夫(京都市環境局適正処理施設部)
 コーディネーター
      酒井伸一(京都大学環境保全センター)
 

(第2部) 京都バイオサイクルプロジェクトおよび関連研究の発表(6件)

   概要、システム解析、ガス化メタノール合成、高効率メタン発酵、水素発酵、 過熱水蒸気などによる前処理
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11月20日(木) 10:45-12:15京都大学百周年時計台記念館

特別セッション2: 「近畿圏の廃棄物広域処理システムを考えるー大阪湾フェニックス計画をめぐってー」
 
 広域臨海環境整備センター法に基づき、海面埋立による廃棄物の広域的最終処分を行う事業体、大阪湾フェニックスセンターが設立して昨年で25年、実際の処分場が稼働しておよそ20年が経過した。
 この間、近畿圏における廃棄物の最終処分は、一廃、産廃とも、フェニックスに大きく依存する構造ができあがり、この域圏での今後の廃棄物処理システム考えるとき、その存在なしで論じることはできない。このようにわが国の大都市圏の廃棄物処理システムの中で、フェニックスは近畿圏を大きく特徴づけるものとなっている。
 そこで、フェニックスがこの四半世紀、近畿圏の廃棄物処理に果たしてきた役割とその意義について、事業主体、排出者(自治体)、処理業界、研究者等、さまざまな立場から、検証する機会とする。
 
 大阪湾フェニックス事業の25年          佐藤哲志 (大阪湾広域臨海環境整備センター)
 自治体から見たフェニックス事業          南野哲廣(守口市役所)
 産廃処理とフェニックス              吉村東洋男 ((社)大阪府産業廃棄物協会)
 阪神淡路大震災とフェニックス           英保次郎(()ひょうご環境創造協会)
 廃棄物処理システムの観点からみたフェニックス事業 山本攻 (大阪市環境科学研究所)
 
 コーディネーター                 浦邊真郎 ((株)アーシン)
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11月20日(木) 14:30-16:00 京都大学百周年時計台記念館

特別講演:「ごみを身近に感じること」
 
 自然から有価物を収奪し、不要物(廃棄物)を遠方に排除する文明は、栄華を極め、そして衰退していった。この歴史は、持続の難しさを教えてくれる。「持続のために必要なこととはなにか」を、ひとことで表すことは簡単ではないが、「ごみを身近に感じること」がヒントを与えてくれるはずである。文明の興亡を解き明かす環境考古学と、「現代社会でなにを実践できるのか」という観点から、「ごみを身近に感じること」(たぶん、これは廃棄物学会の原点なのである)の2題の特別講演を行う。
 
 ごみから見える美と慈悲の文明    安田喜憲 (国際日本文化研究センター教授)
 
 トイレ掃除が心を磨く        鍵山秀三郎 ((株)イエローハット 相談役)
 
安田喜憲(やすだよしのり)
古代文明の比較研究から、「環境考古学」という新分野を初めて確立し、「日本文化が森の文化であった」ことを1980年に実証した。自然科学と人文科学の学際的見地から、古代文明の盛衰と環境変動のかかわりを世界的スケールで研究している。2006年にスウェーデン王立科学アカデミー会員。2007年紫綬褒章受章。
 
鍵山秀三郎(かぎやまひでさぶろう)
1933年8月東京生まれ。1945年岐阜へ疎開し、その後1953年に上京。1961年自動車用品取扱業「ローヤル」を創業。当初は自転車1台の行商からスタート。現在は小売店「イエローハット」を全国に展開している。創業以来続けている掃除に多くの人が共鳴し、近年は掃除運動が国内外に広がっている。著書に「凡事徹底」、「掃除道」、「頭のそうじ 心のそうじ」などがある。
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11月20日(木) 16:15-17:50京都大学百周年時計台記念館

パネルディスカッション:「3R から 『積極的2R』へ−ごみ有料化の向こうに見えるもの−」
 
 京都では、「環境にやさしいライフスタイル」を議論するための市民会議が開かれている。そこでは、 「24時間365日動き続ける街」に対する見直しもテーマとなっている。私たちは、消費者として、これまで追い求めてきた便利さとは異なる観点から、暮らし方を考えなければならないときにきているのかもしれない。
 ごみの視点からは、京都市では、ごみ有料化により大幅な削減を達成しており、3Rが個々の家庭にて実践される契機となったことが伺える。
 有料化と同時に重要なテーマとなっているのが「2R」の推進だ。リサイクルに頼り、ごみを減らすのではなく、Reduce&Reuseに注力しようというもの。突き詰めるれば、もの作りや流通から見直しが必要だ。つまり、今とは異なる社会システムとライフスタイルへの変革が求められるのである。
 ここでは、積極的に2Rに取り組み始めた行政や流通事業者、市民団体、学会員に、京都の市民会議のメンバーを加えて議論を展開する。
 
パネラー 中村操(日本百貨店協会、(株)高島屋CSR推進室)
     丸山郁夫(京(みやこ)エコロジーセンター)
     上田康治(環境省廃棄物・リサイクル対策部企画課リサイクル推進室)
     松藤康司(福岡大学 工学部)
     大島仁(京都市役所)
     藤田晶子(京都リビング新聞社)
     浅利美鈴(京都大学 環境保全センター)
コーディネーター
     高月 紘(石川県立大学)
 
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11月19日(水)〜11月21日(金) 京都大学博物館(参加者は無料で博物館をご覧いただけます)

市民展示: 循環型社会を目指す市民と専門家のコラボレーション &マイボトル・キャンペーン

 一般公開企画として、市民団体等との協働による展示やワークショップ、交流会などを行います。
 参加費無料で一般の方も参加できます。
 「暮らしの中の有害物質」や「容器包装のリデュース・リユース」、「バイオマス利用」などをテーマに、市民に紹介したい研究の情報発信、市民活動からの情報発信、市民団体による環境教育プログラムの実施、市民と学会員の意見交換会など、多様な企画を準備中です。
 プログラムの詳細は、こちら をご覧ください。詳細が決まり次第、掲載していきます。
 
 なお会場では、老舗店による本格的な日本茶をお出ししています(有料)。
マイボトルなどをもってお立ち寄りください。そのほか、周辺のいくつかのカフェでもコーヒー等のテイクアウトが可能です。テイクアウト可能なカフェの詳細情報をはじめ、マイボトル・キャンペーンに関する情報は、こちら をご覧ください。
 
マイボトル・キャンペーン協賛:ロックDEお茶!/給茶スポット事務局、袋布向春園本店、 象印マホービン株式会社 ほか
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京都大学 吉田キャンパスまでのアクセス

   (1) 京阪電車 出町柳駅下車 徒歩 15 分
   (2) 京都駅より 地下鉄烏丸線「今出川駅」下車後、市バス203系統乗車で「百万遍」下車
   (3) 京都駅より 市バス206系統もしくは17系統乗車で「百万遍」もしくは「京大正門前」下車
 
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