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廃棄物資源循環学会平成27年度第2回セミナー

バイオマスのリサイクル3 〜身近な食品廃棄物のリサイクルの促進に向けて~

趣旨

最近、廃棄物系バイオマスの中で多くを占める身近な食品廃棄物のリサイクルの促進に向けて食品リサイクル法見直しの基本方針が策定されました。その内容は、食品廃棄物の発生抑制や事業系食品廃棄物のリサイクル率の高い目標設定に加えて、新たに身近な学校給食や家庭から発生する食品廃棄物のリサイクルの促進などの取組みや廃棄物処理法で規定されている市町村の一般廃棄物処理計画に適切に位置づけるなどが明記されました。これらを受けて、事業者、市町村などの関係者は、今後の具体化に向けた取組の加速化を図る必要があります。また、国ではバイオマスなどの再生可能エネルギー電気の導入拡大を図るため、固定価格買取制度(FIT)の創設、バイオマスの利活用の促進に向けて7府省が連携して、バイオマス産業 を軸とした環境にやさしく災害に強い「バイオマス産業都市の構築」を図ろうとする取組や市町村等における廃棄物系バイオマスのバイオガス化の導入を促進するための高率の交付金制度やバイオガス化導入マニュアルの策定検討、更には、今年度「バイオマス活用推進基本法」に基づく「バイオマス活用推進基本計画の見直し」に取組まれようとしています。この様な廃棄物系バイオマスの利活用は、循環型社会の形成及び地球温暖化の防止の観点から重要であり加速化を図る必要があります。
この様な状況の中で、本学会として、バイオマス利活用の事業の加速化に向けて、「バイオマスのリサイクル」の講演会をシリーズで開催してきましたが、今回はその第3回目として、「身近な食品廃棄物のリサイクルの促進に向けて」をキーワードとして、第1部では農水省や環境省から食品リサイクルやバイオマス利活用政策や市町村の廃棄物処理政策の方向性、第2部では民間事業者・自治体から最近の具体的な事業化や技術開発の動向などについて紹介いただき、これらを受けて、第3部では身近な食品廃棄物のリサイクルの促進に向けた具体化と今後のバイオマス活用推進の方向性について、日本や欧州における食品リサイクルや廃棄物政策の概要と今後の方向性などを紹介いただき、身近な食品廃棄物のリサイクルの促進に向けた具体化と今後のバイオマス活用推進の方向性について意見交換を経て、今後の身近な食品廃棄物のリサイクルの促進に向けた取組みの加速化や循環・低炭素化・農林業の活性化・地方創生などに寄与するバイオマスの利活用や推進基本計画の見直しに繋がるセミナーを目指す。

主催

廃棄物資源循環学会 (協力:バイオマス系廃棄物研究部会)

協賛

バイオガス事業推進協議会、全国バイオディーゼル燃料利用促進協議会

開催日時、場所

日時: 2015年8月21日(金)13:00~17:00(受付開始 12:30~)

場所: 日本大学理工学部駿河台校舎1号館2階121会議室 (東京都千代田区駿河台1-8-14)

<<アクセス>> JR御茶ノ水駅(聖橋口改札出口)徒歩3分

会場詳細はこちら→ http://www.cst.nihon-u.ac.jp/campus/google.html [1]

参加費

企業:1万円 それ以外(官公庁、大学など)2千円。懇親会費は3千円
当日、受付にてお支払いください。

プログラム

(敬称略)※プログラムは変更になる場合があります。 プログラム詳細はこちらのPDF [2]をダウンロードしてご確認ください

13:00~13:10 開会の挨拶
(廃棄物資源循環学会会長)松藤敏彦
(バイオガス事業推進協議会会長・南丹市長)佐々木稔納

第1部 バイオマスリサイクルの戦略 座長((公財)京都高度技術研究所研究企画部部長)中村一夫

13:10~13:40 食品リサイクルやバイオマス活用推進に向けて
(農水省バイオマス資源循環課バイオマス事業推進室長)梶原義範

13:40~14:10 環境省のバイオマスリサイクルの方向性
(環境省廃棄物対策課長) 和田篤也

14:10~14:30 京都市の食品ロス削減をはじめとしたごみ減量の取組みについて
(京都市環境政策局担当局長)山田哲士

第2部 食品廃棄物のリサイクル促進に向けた先進的な事業化や実証事業の取り組み 座長(岐阜大学名誉教授)高見澤一裕

14:40~15:10 ごみ焼却・バイオガス化複合施設「防府市クリーンセンター」のSPCによる運営事業
(川崎重工業(株)プラント・環境カンパニー理事) 菊池昭二美

15:10~15:30 南丹市のバイオガス化技術を活用した多様な取組と全国のバイオガス協議会の状況
(南丹市農林商工部部長)渡邊春幸

15:30~15:50 廃食用油などのバイオディーゼル燃料化事業の現状と最近の技術開発の動向
((公財)京都高度技術研究所バイオマスエネルギー研究企画部部長)中村一夫

第3部 身近な食品廃棄物のリサイクルの促進に向けた具体化と今後のバイオマス活用促進の方向性
座長((公財)京都高度技術研究所研究部部長)中村一夫

15:50~16:20 日本や欧州における食品リサイクルや廃棄物政策の概要と今後の方向性
(京都大学教授)酒井伸一

16:20~16:55 身近な食品廃棄物のリサイクルの促進に向けた具体化と今後の廃棄物循環政策やバイオマス活用推進の方向性と意見交換
コーディネーター:(京都大学教授)酒井伸一

16:55~17:00 閉会の挨拶
(廃棄物資源循環学会副会長)長田守弘

17:15~19:00 懇親会

■定員に達しましたので参加申込みを締め切りました

お問い合わせ先一般社団法人廃棄物資源循環学会 事務局
TEL: 03-3769-5099
e-mail:jimu(a)jsmcwm.or.jp ((a)を@に変えて送信ください)