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令和2年度企画セッション「廃棄物最終処分場の廃止について―一般廃棄物処分場における自主基準値及び廃止した産業廃棄物処分場へのアンケート調査―」

令和2年度企画セッション「廃棄物最終処分場の廃止について―一般廃棄物処分場における自主基準値及び廃止した産業廃棄物処分場へのアンケート調査―」

日時:令和2年9月18日(金)13:00~14:30

場所:G5埋立処理処分研究部会企画セッションonline(第5会場)

埋立処理処分研究部会では「埋立処分工学の体系化」を活動の目標とし、重要な課題として、「廃棄物処分場の廃止」について議論してきた。2019年度の春の討論会では廃止基準の作成経緯及び廃止手続の事例報告、そして秋の研究発表会では埋立ガス測定方法の標準化の必要性や適正な廃止のあり方、さらに廃止基準の施行から21年目を迎えての課題について議論し、また若手の研究者及び実務者との意見交換を行った。特に「廃止と安定化」「埋立ガス・温度等の評価方法」「今後の廃止基準で考えるべき点」などについて議論が行われた。また、部会が2002年にまとめた報告書のアップデートの必要性に関しても議論された。
これまでは一般廃棄物最終処分場を検討対象事例として取り上げてきたが、一般廃棄物最終処分場の施設数とほぼ同数で産業廃棄物最終処分場が存在しており、特に安定型・管理型・遮断型の種類があることから、廃止の実態は多岐にわたっている可能性がある。
本企画では、まず一般廃棄物最終処分場の廃止における基準値設定の背景、これまでの廃止数、そして自主基準値の設定状況についてのアンケート調査により、技術上の基準に定められた数値より相当に低く設定されている現状について報告する。つぎに産業廃棄物最終処分場の廃止数、そして廃止した産業廃棄物最終処分場の事業者を対象にしたアンケート調査により廃止の実施内容について報告する。
これらの報告を通じて、廃止基準に規定されている「保有水水質、ガス発生の状況、温度等」の指標に関する廃棄物最終処分場の廃止の実態を明らかにするとともに、さらに廃止実態調査の必要性、最終処分場廃止のあり方、今後の埋立処理処分研究部会の活動方針などについて参加者と意見交換を行う。

<話題提供>
1. 一般廃棄物最終処分場における自主基準値の設定状況(20分):松藤敏彦(北海道大学)資料(2枚/ページ) 資料(4枚/ページ)
2. 廃止した産業廃棄物最終処分場に関するアンケート調査について(20分):柳瀬龍二(福岡大学) 資料
<ワークショップ>
3. 一般廃棄物最終処分場・産業廃棄物最終処分場の廃止の調査の必要性、最終処分場廃止のあり方、今後の埋立処理処分研究部会の活動方針などについて、参加者と意見交換を行う。

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