企画セッションのお知らせ
第30回廃棄物資源循環学会研究発表会において、小型家電からの資源回収をテーマとして、企画セッションを開催いたします。
皆様のご参加をお待ちしております。
「小型家電等からの資源回収の現状と課題」
日時:9月20日(木)10:45~12:15
場所:東北大学川内キャンパス(仙台市青葉区川内) B棟2階 B202 (第5会場)(※詳細はこちら)
研究発表会参加費(当日):学会員10,000円, 学生5,000円, 非会員15,000円
※研究発表会の企画セッションとして開催するため、勉強会のみに無料で参加することはできません。
内容
小型家電リサイクル法は、使用済小型電子機器等の再資源化を促進して廃棄物の適正な処理及び資源の有効な利用を図る目的で2013年に施行され、現在その見直し作業が進められています。法律の検討・成立当時は金属等の価格が上昇した時期で、携帯電話などに代表される小型家電中の有用金属を効率良く回収しリサイクルすることに主眼が置かれていました。また、回収量を多くできる工夫をすれば、有価物として扱えるものが多い前提で制度が始まりました。しかし、それ以上の金属等の価格上昇はなく、回収・輸送費を考慮すると小型家電のリサイクルが経済的に成り立ち難く十分な回収量を確保することが困難になっています。本研究部会では小型家電リサイクルの現状を明らかにしてどこに問題点があるかを検討するとともに、プラスチックの輸出が困難となっている状況の下で、廃小型家電に含まれているプラスチックにも着目し、小型家電リサイクルの将来ビジョンについて検討します。
プログラム
【講演】
1.小型家電リサイクル法の生立ち
白鳥寿一氏 東北大学大学院環境科学研究科 教授
2.宮城県におけるリサイクルシステム構築大学連携事業について
齋藤優子氏 東北大学大学院環境科学研究科 特任助教
3.小型家電リサイクルの現状と課題~認定事業者の立場から~(仮)
小林均氏 株式会社リーテム サスティナビリティ・ソリューション部 副部長
【パネルディスカッション】
- テーマ 小型家電リサイクルの将来ビジョン
- パネリスト 白鳥寿一氏 齋藤優子氏 小林均氏
- コーディネーター 加茂徹氏 産業技術総合研究所 招聘研究員