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見学会(2006/9/19) タケエイ川崎リサイクルセンター様

見学会(2006/9/19) タケエイ川崎リサイクルセンター様

見学会

~タケエイのリサイクルプラントで建設廃棄物リサイクルを学ぶ~

主 催 廃棄物学会 リサイクルシステム・技術研究部会

日 時 2006年9月19日(火)

見学先 株式会社タケエイ 川崎リサイクルセンター

川崎市川崎区浮島町10-11(JR川崎駅よりタクシーで30分)

http://www.takeei.co.jp/profile/kawasaki_recycle.html

(川崎リサイクルセンター概要)

敷地面積 4.1ha 建築面積 1.8ha    24時間稼働

処理能力

混合廃棄物ライン 1393t/日
コンクリートライン 1092t/日
木くずライン 360t/日
金属ライン 298t/日

リサイクル率94%以上

趣旨

建設系廃棄物等の処理・リサイクルを行う、運転開始したばかりの新鋭工場です。処理は4系統。A混合廃棄物ライン、Bコンクリートライン、C木くずライン、D金属スクラップライン いかに効率的にリサイクル品目別に仕分け、混ざりものを少なくするかが重要です。  混合廃棄物は手おろし、選別ヤードで粗選別の後、スクリーン選別し、その後コンベア手選別に。その後は破砕、機械選別、を経て、有用物を分離し、最後に可燃物として搬出。  金属、木くず、コンクリート類を単品で搬入の場合は、直接各ヤードへ荷下ろしします。

タケエイ岡島会員のお世話で工場見学の運びに。取締役 北村正明事業本部長と事業本部技術グループ 佐藤啓介顧問にお忙しいところ、ご案内いただきました。見学を快く受け入れて下さいましたタケエイ関係者の皆様、有難うございました。

 

見学内容

混合廃棄物ライン1:手おろしエリア

混合廃棄物ラインの最初の工程 搬入車は車路を上がり、品目別に荷台から人手によりおろしていきます。

 

 

 

 

 

 


混合廃棄物ライン2

(左写真)トラックからの手おろし作業:分類しておろしていく作業

(右写真)仕分けされたもの:木くず、金属、プラスチック、紙類、石膏ボードなど。 これを重機で次の選別場所へ移送

 

 

 

 

 

 


混合廃棄物ライン3

(左写真)粗選別:手おろしした後、まだ残っている混合物は、重機と人手で再度選別。

(右写真)手選別:粗選別した後、振動篩にかけ、大きなものをコンベアラインに乗せ、手選別。 人の手により選別し、残った廃棄物は破砕機へ。 選別されたプラスチックは破砕後、サーマルないし埋め立て。振動篩で通過した土砂などは比重差選別、スクリーンなどを経て、最後は砂や可燃物に。

 

 

 

 

 

 

 


(左写真)圧縮梱包機:破砕した後、不燃物を除去し、圧縮梱包して可燃物に
何段階もの処理を経てここに至りますが、一緒になってしまったものを分類仕分けするのがいかに大変な作業であるかを痛感させられました。

(右写真)中央監視室:各工程の運転データとテレビカメラによる状況の確認が可能

  

 

 

 

 

 

 


(左写真)木くずの処理工程:重機を使い粗選別し、右手前にあるベルトコンベアから破砕機に投入。

(右写真)チップ:破砕され異物を除去された木くずは、チップとして製紙やボードの原料或いは、バイオマス発電用燃料として利用される。

  

 

 

 

 

 

 


 (写真左)不純物を含む木くず:金属などを含む木くず破砕物は製紙原料などにできず発電燃料へ

(写真右)スクラップ処理ライン:金属くずはここで切断され、鉄、非鉄金属の原料としてリサイクル。切断機から磁石付きクレーンで搬出しているところ。

 

 

 

 

 

 

 


 (写真なし)コンクリート処理ライン:なお、コンクリートについては写真がありませんが、破砕した後スクリーンにかけ、40ミリまでにサイズ調整され、砕石として利用

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