廃棄物資源循環学会 Japan Society of Material Cycle and Waste Management

ごみと地球温暖化


 ごみと地球温暖化

 C&G第7号のテーマは、「循環型社会と地球温暖化」です。

 ごみ問題と地球温暖化問題。これらは一見、別の問題のように見えますが、実はこれらは大きく関係しています。ここでは、そんな2つの問題を、容器包装リサイクル法とのかかわりを初め、多様な視点から取り上げています。

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 特集1:ごみと地球温暖化

廃棄物と地球温暖化のかかわり

廃棄物学会編集委員会プロジェクト.

 ごみ問題と地球温暖化問題。あなたはこの2つの問題をどう感じているだろうか?
 一見まったく違う問題のように見える。しかしながら,実はその根っこは共通で,ともに現代の社会構造に深く根ざしている。ここでは,この2つの問題の関係について,ごみやごみ処理から発生する温室効果ガスのみでなく,モノのライフサイクルを踏まえて解説する。


地球温暖化と循環型社会 〜シンポジウムより〜
コーディネーター . 
パネリスト
高月紘(京都大学環境保全センター 教授,廃棄物学会 学会長)
竹内恒夫(環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部企画課 課長)
上原任(京都市環境局 局長)
中島和子(京都府生活学校連絡協議会 会長)
上山靜一(イオン株式会社環境・社会貢献部 部長)
内藤正明(京都大学大学院工学研究科 教授)
 2002年11月,「地球温暖化防止と循環型社会」と題して廃棄物学会のシンポジウムが開催された。国,自治体、市民,事業者からパネリストを迎え,各主体の取組みについて議論するとともに,循環型社会のコンセプトの提案者である京都大学内藤氏をパネリストに迎えて,今後のあるべき方向性について議論が行われた。その様子をお伝えする。

 特集2:循環型社会への途上で

レジ袋削減をめぐる動き

廃棄物学会消費者市民部会

 2001年3月,東京都杉並区で「すぎなみ環境目的税」条例が制定された。いわゆる,「レジ袋税」である。
 レジ袋税制度をきっかけとして動き出したさまざまな動き−大学や高校と連携したビデオづくりや市民主導で事業者・行政を巻き込んだレジ袋減量ネットワークなど−について,廃棄物学会消費者市民部会のメンバーが報告する。


容器包装リサイクル法の現状と課題

大阪市立環境科学研究所 西谷隆司

 「プラスチックごみは容器包装か,普通ごみかの区別が難しすぎるわよ。」,「2週間に1回しか容器包装の収集がないから,家に置いておくのにかさばってしまって。もうちょっと何とかならないの。」
 市民の目から見た容器包装リサイクル法の矛盾を踏まえつつ,この法律が抱える課題とこれに対する提案を整理する。


「ごみ非常事態宣言」で名古屋は

名古屋市リサイクル推進センター 舟橋 博

 「従来の名古屋市の取組みに対して様々なお叱りをいただいております。・・・実状を率直に市民にお伝えし,大胆にご協力をお願いする・・・。」
 1999年2月,名古屋市は「ごみ非常事態宣言」を発表した。それから2年間でごみ量を23%,埋立量を47%,資源ごみを含むごみ排出量を8%,それぞれ削減に成功した。200万都市名古屋において,このような減量を達成できた要因はなんだったのか。その取組みをNPO活動から支えた市民の一人,名古屋市リサイクル推進センターの舟橋氏に語ってもらった。




 
  第7号 目次    
   
  学会からのメッセージ

山本 和夫

 

 

  巻頭インタビュー 
   宇宙へ。そして農人の道へ

秋山豊寛

 

 

特集1 ごみと地球温暖化
 廃棄物と地球温暖化のかかわり

廃棄物学会編集委員会
プロジェクト

 地球温暖化と循環型社会 −シンポジウムより−
    
  特集2 循環型社会への途上で
   レジ袋削減をめぐる動き

廃棄物学会消費者市民部会

   容器包装リサイクル法の現状と課題

西谷隆司

 「ごみ非常事態宣言」で名古屋は

舟橋 博

   
再生の美学 インタビュー
 相対的社会学からごみを観る

南 伸坊

 
実践レポート
 大量のごみとCO2を発生させる『家の建替え』

中村 惠子

 ドイツ、オーストリアのバイオガス施設を訪ねて

池田 由起

 
シリーズ企画 ごみ三都物語
 −伊達市・福生市・出雲市− 有料化とごみ行政を見る

中院彰子

 
話題の焦点 

 

 自動車リサイクル法の概要と課題

河端 博昭

 「家電リサイクル法」、その後

三島 佳子

 

 
ごみ市民ネット
 アシードジャパン
 ゴミゼロプラン静岡
 
ブックレビュー ごみや地球温暖化のことをもっと知りたい
 ・持続可能な社会への英知 ・本音で話そう地球温暖化
 ・誰でもできる環境家計簿 ・2001年未来の街への旅 ・絵コロジー
 
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グリーン・アート・コレクション
    ごみに魂を吹き込む線描

大倉侍郎
ドローイング・ワークショップ作品集

       
 


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