Japan Society of Material Cycles and Waste Management アクセス English
令和5年度廃棄物資源循環学会九州支部 研究ポスター発表会・留学生等交流会開催報告

令和5年度廃棄物資源循環学会九州支部 研究ポスター発表会・留学生等交流会開催報告

令和5年5月13日(土)、北九州国際会議場において、「令和5年度研究ポスター発表会・留学生等交流会」が開催されました。本会は、九州支部の学生や若手研究者の育成、及び留学生の発表を通じた国際交流の推進を目的に毎年開催されています。

本年度は九州内の大学や高専(北九州市立大学、九州大学、鹿児島高専)から27件の研究発表があり、その内8件が留学生(中国、インドネシア、ソロモン諸島)による発表でした。昨年度、3年ぶりに開催された対面でのポスター発表会は参加人数が少なく、特に留学生の参加人数は3名とこれまでに比べて少ない参加でしたが、本年は例年以上に発表者が集まり、留学生の数も増加しました。また、会場には発表者を含めて60名近くの方々に参加して頂き、例年通りの大盛況のうちに開催する事ができました。さらに、4年ぶりに行われたポスター発表会後の意見交換会では、学生さんとポスター内容についてディスカッションする方も多く見られ、コロナ禍以前の状況に戻ってきたと感じる事ができました。

最後に、参加者の投票で5件の優秀ポスターが選ばれ、受賞者に賞状と記念品が渡されました。この発表会が、これまでと同様に開催出来た事は、九州支部の学生や留学生だけでなく、支部全体の活動にとっても大変意味のある事ではないかと思います。

(ポスター発表会発表者:太字が優秀ポスター賞)

  • 小城 直也(九州大学)、深層学習を用いた画像分類による古紙分別支援システムの構築に関する研究
  • 宮崎 祥(九州大学)、地域における資源循環を目指したプラットフォームの構築に関する研究
  • 相原 愛里子(九州大学)、自動認識タグによる安全・効率的な廃棄物処理システムに関する研究
  • 浜田 梨央(九州大学)、光ファイバセンサを用いた廃棄物埋立地の漏水検知に関する基礎的研究
  • 榊原 恒治(九州大学)、再生可能エネルギー発電施設における蓄電池の最適な併設に関する研究
  • 田中 涼(九州大学)、最終処分場におけるマイクロプラスチックの飛散性に関する基礎的考察
  • 濱地 雅也(九州大学)、小売り販売データを用いたARMAXモデルによる福岡市の一般廃棄物量予測
  • 上瀧 大樹(九州大学)、Sentinel-2を用いた教師なし学習による大規模廃棄物埋立地の分類手法に関する研究
  • 亀野 流(九州大学)、IoTセンサの劣化対策に関する研究レビューと考察 ~最終処分場の環境モニタリングに向けて~
  • 石橋 文也(九州大学)、漁船漁業におけるプラスチック製品の投入量・海洋流出量原単位に関する研究
  • 小森 祐輝(九州大学)、固化式処分システムのライフサイクルコスト評価
  • 田中 龍吾(九州大学)、一般廃棄物焼却灰からの金属回収のための粒径別特性の把握と回収手法の検討
  • 三戸 亮哉(北九州市立大学)、選択型コンジョイント分析を用いた資源回収ステーション利用者の選好評価
  • 永吉 孝朗(北九州市立大学)、機械学習を用いたプラスチック識別精度の向上
  • 緒方 丈二(北九州市立大学)、流動層選別による金属分離
  • 三原 海璃(北九州市立大学)、ポリプロピレン中のタルク含有率測定方法の改善
  • 安永 喜一(北九州市立大学)、一般廃棄物焼却灰からの脱塩素プロセスの検討
  • 内園 翔太(鹿児島工業高等専門学校)、針葉樹樹皮を用いたサツマイモ基腐病防除技術の開発
  • 志戸 遥風(鹿児島工業高等専門学校)、茶園における新規下水汚泥肥料の施用効果
  • マエ ルーク(北九州市立大学)、Impact of Environmental Education on knowledge, attitude, and behavior of secondary school students towards waste management in Solomon islands.
  • トウ ウセイ(九州大学)、一般廃棄物焼却灰を原料とする人工骨材の製造のための焼却灰の粒径区分別性状の把握
  • リハクイチ(北九州市立大学)、”Life Cycle Assessment of Industrial Solid Waste Treatment and Recycling in Shandong Province, China”
  • ビマスチアジ スリヤ ラマダン(北九州市立大学)、Temporal Evaluation of Open Waste Burning (OWB) Activity at The Household Level: Semarang City, Indonesia as Case Study
  • マチムディン フィトラ ムフタハディ(北九州市立大学)、Environmental Cost-Benefit Analysis of Municipal Waste Collection Scenarios by Integrating Multi-objective Search Simulation
  • アルディヤント タンジュン(北九州市立大学)、The Impact of Environmental Education, Knowledge, and Facility on Pre-Service Teachers’ Attitudes Toward Waste Separation and Recycling on Campus
  • コ アケツ(北九州市立大学)、Future Prediction on Battery Waste from Electric Vehicles in China
  • リュウ ザイキョウ(北九州市立大学)、CCS(Carbon Capture and Storage)についての情報提供が中国国民の受容に与える影響

優秀ポスター賞受賞者

ページの先頭に戻る