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部会企画セッション@2024年秋季研究発表会

部会企画セッション@2024年秋季研究発表会

第35回廃棄物資源循環学会研究発表会にて、企画セッションを開催しました。

セッションタイトル:
ごみ処理の広域化・集約化と中継施設・基幹改良

趣旨:
人口減少や脱炭素への対応が求められる中、ごみ処理の広域化・集約化について、平成31年通知に続いて、令和6年3月にも通知が出された。令和6年通知では、2050年度までを計画期間とした長期広域化・集約化計画を2027(令和9)年度末までに策定することとされた。広域化・集約化を進めるにあたっては、収集範囲の拡大による収集運搬経費の増加が見込まれるところ、ごみの圧縮中継施設の設置による収集運搬経費の削減が期待される。また、寿命の異なる複数の処理施設を集約するには、処理施設の基幹改良工事による長寿命化・延命化によって不揃いな施設寿命を揃えることや、基幹改良工事中の処理能力の低下を、複数処理施設の連携によってカバーすることなどが有効と思われる。そこで本企画セッションでは、近年のごみ処理広域化・集約化を巡る動向を示すとともに、ごみ中継施設・大規模改修の事例や、中継施設を考慮した最適施設配置の研究を紹介し、今後の広域化・集約化について考える機会としたい。

日時:2024年9月11日

場所:第35回廃棄物資源循環学会研究発表会 第4会場(つくば国際会議場)

プログラム:
1)「企画趣旨説明・近年の広域化を巡る動向」平井康宏(京都大学環境安全保健機構環境管理部門)
2)「2050年時点の北海道における一般廃棄物焼却施設・中継施設の最適配置に関する研究」石井一英(北海道大学大学院工学研究院環境工学部門)
3)「ごみ中継施設の役割と事例」山下慎介(新明和工業株式会社)
4)「京都市におけるごみ焼却施設の大規模改修(基幹改良)事業」三浦貴弘(京都市環境政策局適正処理施設部施設整備課)
5) 質疑応答・総合討論

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