第32回研究発表会で企画セッションを開催します
2021年10月20日
第32回廃棄物資源循環学会研究発表会において、企画セッションを開催いたします。皆様のご参加をお待ちしております。
「資源循環におけるマスバランス方式の利点と課題」
- 日時:10月27日(水)11:00~12:30
- 場所:現地(第7会場 4階407会議室) + オンライン(Zoom)のハイブリッド
内容
マスバランス方式は、原料の投入量と製品の産出量の収支に基づいて、一定の割合でリサイクル原料やバイオマス原料(持続可能原料)が投入されたプロセスからの産出のうち任意の製品に、持続可能原料の投入割合を上限として、リサイクル認証あるいはバイオマス認証を与えることができる仕組みです。パーム油の認証では以前から活用されている概念ですが、近年、プラスチック業界でも国内外で導入が進んでいます。既存プラントの活用が可能といったメリットから、我が国においても特にケミカルリサイクルの分野での導入が期待されていますが、トレーサビリティの確保や環境影響削減の観点では議論すべき課題もあります。
本企画セッションでは、認証パーム油とケミカルリサイクルへのマスバランス方式の適用事例や計画について紹介いただくとともに、認証パーム油の経験をもとに、プラスチック資源循環の分野におけるマスバランス方式の利点と課題について議論したいと思います。
プログラム
導入
テーマの概略説明
東京大学 中谷隼氏
講演
1.ユニリーバジャパン サステナビリティに関する取り組み
〜プラスチックがごみにならない循環型社会の実現に向けて〜
ユニリーバ・ジャパン株式会社 増田有紀氏
2.三菱ケミカルにおけるマスバランス方式採用の取り組みについて(資料)
三菱ケミカル株式会社 板東健彦氏
3.ライフサイクルの観点から見たマスバランス方式の利点と課題(資料)
東京大学 中谷隼氏
パネルディスカッション
パネリスト 増田有紀氏 板東健彦氏 中谷隼氏
ファシリテーター 上智大学 織朱實氏