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見学会(2005/7/25) ハイパーリサイクルシステムズ様

見学会(2005/7/25) ハイパーリサイクルシステムズ様

見学会

~家電リサイクル工場を学ぶ~

主 催 廃棄物学会リサイクルシステム・技術研究部会

日 時 2005年7月25日(月)

見学先 株式会社ハイパーサイクルシステムズ

http://www.h-rc.co.jp/

趣旨

平成17年度の第4回研究会は、実地見学で船橋の三菱電機(株)グループのハイパーリサイクルシステムズのリサイクル工場を見学いたしました。 製造技術部開発技術課の井関課長に概要説明と工場案内をお願いし、懇切に応じていただきました。

工場は冷蔵庫、エアコン、洗濯機と複写機などのOA機器、年間5万トンを処理。廃家電は手分解して有用物回収、ガス抜きを行った後、破砕処理して金属とプラスチックに分離。
一般に、金属の重量は、洗濯機で2/3、冷蔵庫で7割、エアコンで4割程度だそうです。

見学状況

洗濯機のリサイクル処理工程

(写真) 洗濯機の洗濯槽の分解

手作業で洗濯槽を取り出し、モーター、塩水タンク、などがついた底の部分(右側)と筒部分(左側)を切り離し、筒部分はそのままマテリアルリサイクルに。 底部分はモーター(素材として売却)、塩水タンクなどを分離して破砕工程へ。

 

 

 

 

 

エアコンのリサイクル処理工程

(作業の流れ)

  1. 冷媒フロンおよび油の抜き取り
  2. 手分解   有価物、有害物などを手作業にて取り外し
  3. 破砕工程   破砕機で10~80mm程度に破砕
  4. 選別工程   金属、プラスチックなどを機械選別

 

(写真1)冷媒フロンおよび油の抜き取り

エアコン室外機からのガス抜き取りが流れ作業で行われています。

 

 

 

 

 

(写真2)手分解作業

コンプレッサー、熱交換機、プリント基板などを手作業で取り外して素材として売却します。

 

 

 

 

 

 
(写真3)積み上げられた室内機カバー

手作業により分離された室内機カバーには、いろいろな部品が取り付けられているためそのままプラスチックとして再生することは難しく、破砕工程へ

 

 

 

 

 

 破砕物の選別

(写真4)破砕物のサンプル

破砕した後、磁力、風力、分級などにより鉄、銅、アルミ、ウレタン、プラスチックなどに選別

 

 

 

 

 

(写真5) 風力選別された金属

ねじ類など比較的大きなもの。

 

 

 

 

 

 

 

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