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2019年度(令和元年度)春の研究討論会 埋立処理処分研究部会セミナーへのお誘い

2019年度(令和元年度)春の研究討論会 埋立処理処分研究部会セミナーへのお誘い

はじめに
2019年廃棄物資源循環学会 春の研究討論会で別記のようなセミナーを担当することになりました。2018年第29回廃棄物資源循環学会研究発表会での「廃棄物埋立処分工学の体系化」という企画セッションの議論で、当面の課題として「廃棄物処分場の廃止が課題である」というご意見があったためです。
今回のセミナーでは「廃棄物埋立処分工学の体系化」作成の一環と位置づけて、「廃棄物処分場の廃止」について議論しようというものです。
埋立処理処分研究部会で2002年にまとめた「廃棄物最終処分場廃止基準の調査評価方法」の報告書(以下、部会報告書)は、当時得られていた知見から廃止基準では示されていない定量的な側面について提言しており、全国的に廃棄物行政で参照されています。しかし、その後、廃止の時期を迎える処分場が増え、提言が個別の処分場の実態に必ずしも合うものではなく、その結果廃止手続きが進まない事例もあるようです。
今回のセミナーでは1)廃棄物最終処分場廃止基準及び部会報告書が作られた経緯を含めた概要を示す、2)廃止手続きをしている事例報告(部会報告書に記載された廃止基準を引用した事例であることが望ましい、検討中でも結構です)3)廃止にあたっての問題点及び今後の課題について意見交換をする、というセミナーを企画しました。ぜひ、皆さまご参加ください。

セミナーでの発表者の募集
前述した、1)廃棄物最終処分場廃止基準及び部会報告書が作られた経緯を含めた概要を示す、2)部会報告書に基づいて廃止手続きをしている事例報告、のいずれについてでも結構ですが、当日セミナーでご発表いただける方を募集いたします。発表時間は1件あたり10分から15分程度として、1)について2件程度、2)について2ないし3件程度を予定しております。
発表いただけるようでしたら、下記の連絡先にご発表いただける内容(上記の1)ないし2))の概略で結構ですので、お知らせください。

発表者募集連絡先: 室蘭工業大学吉田英樹
メール gomigomi@mmm.muroran-it.ac.jp
電話 0143-46-5278
期日 5月13日(月)まで

なにかご不明な点があれば、発表者募集担当の吉田までご連絡ください。皆さまのご協力をお待ちしております。

********2019年廃棄物資源循環学会 春の研究討論会 部会企画********
https://jsmcwm.or.jp/landfill/2019/04/17/spring_seminar/

セミナーD 廃棄物最終処分場の廃止について(埋立処理処分研究部会)
2019年6月5日(水) 15:00~16:30 セミナー室 (100名)

埋立処理処分研究部会では2002年3月に「廃棄物最終処分場廃止基準の調査評価方法」を成果報告書(当時代表:田中信壽)としてまとめた。これは、1998年6月に施行された「廃止基準」について、「具体的で明確なものにする」という目的で、廃止基準適合を判断するときに参考となるものを目指していた。そして廃止基準の定量的な適合判定で引用される機会が多くなっている。
そこで、埋立終了後の処分場廃止手続きにおいて、廃止基準の定量的な適合判定がどのように行われているのか、特に2002年部会の成果報告書がどのように活用されているかを確かめ、今後の改訂に繋げるために以下のような話題提供と意見交換を行う。

1.「廃棄物最終処分場廃止基準の調査評価方法」の概要
2.廃棄物最終処分場廃止の事例(一般廃棄物及び産業廃棄物)について
3.廃止にあたっての問題点及び今後の課題について

なお、この企画はテキスト「廃棄物埋立処分工学の体系化」作成の一環として行う。

********2018年第29回廃棄物資源循環学会研究発表会 部会企画********
https://jsmcwm.or.jp/taikai2018/schedule-program/#p1

G10  廃棄物埋立処分工学の体系化
2018年9月14日(金)10:45~12:15 第2会場 (埋立処理処分研究部会)

基礎科学である物理学、化学はもちろん、代表的な工学である土木工学、機械工学と言った分野では、これまでの長い歴史の中で、知識の養成に必要な学問が整理され、学としての体系が構築されてきた。例えば、土木工学では、水理学、土質工学、コンクリート工学等に整理され、さらにその細分化された各分野も、多くの教科書がほぼ同じ構成で記述される様に、体系化されている。
廃棄物埋立処分に携わる人達が、実務や研究で必要とされる素養を養うにはどのような学問体系が在りえるのか。今期の埋立部会では、埋立処分工学の体系化を目指し、部会員のそれぞれが得意とする分野の執筆を担当することで、新たな埋立処分に関するテキストを作成することを活動目標としている。本小集会では、その活動を立ち上げるために、目標、活動の進め方、スケジュール等を説明し、参加者と意見交換を行いながら、コンテンツ、望ましい執筆者等について議論する。

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