第36回研究発表会 企画セッション「資源循環の高度化に向けた選別・解体技術の最前線」
2025年11月27日
第36回廃棄物資源循環学会研究発表会において、企画セッションを開催いたしました。皆様のご参加ありがとうございました。
資源循環の高度化に向けた選別・解体技術の最前線
- 日時:2025年9月19日(金)10:45~12:15
- 場所:現地(第2会場:IB電子情報館中棟1階 IB013)
趣旨
世界的なサーキュラーエコノミーの潮流や,国内における「成長志向型の資源自律経済戦略」の策定や「再資源化事業等高度化法」の成立を背景として,様々な素材や製品について再生資源の価値や収率の向上による資源循環の高度化が求められている。その鍵となるのは選別や解体の技術であり,それらの技術を活かすための法制度などの社会システムの整備も欠かせない。本企画セッションでは,人工知能(AI)やロボットを活用した選別および解体技術について,技術開発とリサイクル現場の最前線からの講演,それらを最大限に生かすための社会システムについての総合討論を通して,先端的な選別・解体技術を活用した資源循環の高度化について考える。
プログラム
4人の専門家からの講演
1. 二次資源の循環のための分離技術の考慮
東北大学 白鳥 寿一先生
2. 自動車のロボット精緻解体と再生材利用の拡大に向けた取組
株式会社デンソー 酒井 麻光 氏
3. 静脈産業における『高度選別』の革新的コア技術となる生成AI(LMM、VLA)
株式会社イーアイアイ 小林 均 氏
4. リサイクルの現場から見たプラスチックの高度選別への期待と課題
ヴェオリア・ジャパン合同会社 宮川 英樹 氏
総合討論「先端的な選別・解体技術を活かす社会システムとは」
パネリスト 講師の皆様
モデレータ 東京大学 中谷 隼(部会長)