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令和5年度

令和5年度

令和5年度全国環境研協議会廃棄物資源循環学会年会併設研究発表会

主催:全国環境研協議会 企画部会
共催:廃棄物資源循環学会 廃棄物試験・検査法研究部会

日 程

令和5年9月13日(水) 9:30~12:15

会 場

大阪工業大学 大宮キャンパス  第5会場 1041教室

趣 旨

 地方環境研究所で構成される全国環境研協議会(全環研)と廃棄物資源循環学会の廃棄物試験・検査法研究部会との共催による研究発表会です。全環研からは地方環境研究所が行っている廃棄物に関連した研究発表を、廃棄物試験・検査法研究部会からは廃棄物にかかる分析方法等に関する情報提供をいただき、活発な意見交換を通じて廃棄物等に関する諸問題について考えます。

プログラム

第1部 全国環境研協議会研究発表会(9:30~10:30)

      進行 東京都環境科学研究所

(1) 都市ごみ焼却施設から定期的な頻度で採取した集じん灰の溶出液中の鉛濃度に関する考察
      大阪市立環境科学研究センター 酒井 護
(2) 廃棄物に含まれるペルフルオロオクタンスルホン酸の分岐異性体の分析及び飛行時間型質量分析装置による感度差について
      沖縄県衛生環境研究所 井上 豪
(3) 食品ロス削減の取組による定量的削減効果の事例調査
      東京都環境科学研究所 小泉 裕靖

第1部の資料はこちら [PDFファイル:1,770 KB]

第2部 廃棄物試験・検査法研究部会との情報交換会(10:45~12:15)
「海洋へのプラスチックごみ流出量の測定の試み~河川のマクロプラの調査の事例~」

趣旨
 海洋のプラスチックごみ汚染は深刻であり、その対策は急務である。海洋プラスチックの給源は主には陸域からの流出であるが、実態把握や対策の実効性評価のための流出量の調査・測定手法の整備が求められており、自治体を含めた研究機関や大学、企業等で研究が進められているところである。本セッションでは、河川経由のマクロプラスチック流出量の調査に取り組んでいる3者から話題提供を頂いた後に参加者の皆様とパネルディスカッションを行い、今後の調査・測定手法整備の方向性等について議論を深めたい。

      司会進行 環境管理センター 長谷川 亮

1 話題提供
(1) 排水機場におけるごみ組成調査と結果概要
      株式会社環境管理センター 金子 紋子
(2) ドローンを活用した散乱ごみの試行的調査 -河道内のごみ組成および荒天の影響-
      神奈川県環境科学センター 代田 寧
(3) 川ごみモニタリングの紹介
      八千代エンジニアリング 吉田 拓司

2 パネルディスカッション

※ 内容・発表順は変更されることがあります。

資 料

情報交換会の資料はこちら

令和5年度 廃棄物資源循環学会定時社員総会 学会賞受賞講演

日 程

令和5年5月26日(金)

会 場

川崎市産業振興会館 1階ホール
〒212-0013 神奈川県川崎市幸区堀川町 66-20

令和4年度廃棄物資源循環学会有功賞の受賞について

 この度、廃棄物試験・検査法研究部会は、令和4年度学会表彰で栄えある有功賞の授与を賜り、誠に光栄に存じます。
 廃棄物試験・検査法研究部会について、改めて紹介をさせて頂きますと、本研究部会は学会に14ある研究部会の一つで、1996年に活動を開始し、廃棄物の試験・検査法に関する調査研究テーマの発掘、産廃分析マニュアルの見直しに関する検討、再生製品の環境安全性評価等の議論を行っています。主な活動としては、研究集会の開催やML等による情報交換、学会受託業務への協力です。今回、産業廃棄物分析マニュアルの見直しに関する検討、及び、学会受託業務への協力について評価頂いて有功賞を授与頂いたものと考えております。
 学会受託業務への協力については、かなり以前から産廃検定方法改定の検討に関わって参りました。産廃検定方法、環告13号とも言いますが、廃棄物中の金属等を検定する方法です。昭和48年に制定後長らく改定されず、最新の測定方法の適用性であるとか、測定結果のばらつきが大きいといった問題があったことから、2009年から改定の検討が始まり、本学会が検討業務を受託しました。検討委員会やアンケート調査を経て改定案を作成し、2013年、平成25年の2月に告示の改正が行われました。その後も説明会、精度管理調査などを行ってきました。その後、平成25年の改正で積み残した課題や新たな課題への対応として、2016年度から再度本学会が改定検討業務を受託して、2019年、令和元年に改正に至っております。
 また、最近では、研究発表会で積極的に発表していこうということになり、例えば昨年の研究発表会では、六価クロム分析精度の向上事例について発表を致しました。
 さらに、産廃検定方法の平成25年改正の周知等を目的として、「廃棄物関連試料の分析マニュアル」を2015年に本学会より発行しています。また、令和元年改正については、周知を目的として「産業廃棄物の検定方法に係る分析操作マニュアル」を作成しており、こちらは受託業務の成果物であり、環境省ホームページからダウンロード可能です。
 今後は、産廃検定方法の改定検討について継続して取り組んでいるところで、「廃棄物関連試料の分析マニュアル」についても、最新の改定内容を取り込みつつ、改訂版を出したいと考えております。
 このような活動におきまして、ご協力を賜りました学会内外の皆様方に厚く御礼を申し上げます。この度は誠にありがとうございました。

令和5年5月26日    
廃棄物試験・検査法研究部会
部会長 山本 貴士    

 

学会賞受賞講演

  「令和4年度廃棄物資源循環学会有功賞を受賞して」 
      山本 貴士(廃棄物試験・検査法研究部会長、国立環境研究所)

資料

資料はこちら

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