Japan Society of Material Cycles and Waste Management アクセス English
市民展示・環境学習施設展示・市民フォーラム開催のご案内(H30年度研究発表会 一般公開企画 ・ 無料)

市民展示・環境学習施設展示・市民フォーラム開催のご案内(H30年度研究発表会 一般公開企画 ・ 無料)

「しみん協働と3R」 
名古屋市は、ごみ処理量が右肩上がりに増加するなか、渡り鳥の重要な飛来地である藤前干潟の埋め立て計画を断念し、平成11年2月に「ごみ非常事態」を宣言しました。市民・事業者との協働による徹底した分別・リサイクルに取り組んだ結果、名古屋市のごみ処理量は約4割減、埋立量は約8割減となるなど、大幅なごみ減量を達成することができました。
この成果は、それまでの行政中心のごみ処理の仕組みに社会変革をもたらし、ごみ処理に対する市民・事業者の意識や行動にも変化をもたらしました。名古屋市では、ともにごみの減量に取り組む市民・市民団体・事業者・行政などすべてのステークホルダーを合わせて「しみん」と表すことにしました。

市民展示、市民フォーラムは、このような「しみん協働と3R」をテーマに掲げ、地域で進めるしみん協働によるごみ減量、市民団体の3Rの取り組みに関する情報発信、市民団体間、市民団体と市民・事業者・行政そして研究者などとの交流を目的とした企画としました。皆様のご参加をお待ちしております。

*本企画は、H30年度廃棄物資源循環学会研究発表会における一般公開企画(参加費無料)として開催致します。

<市民展示> 
名古屋市は来年度、「名古屋市ごみ非常事態」より20周年を迎えます。これは、市民・事業者に対して、ごみ処理の窮状を伝えるとともに、市民・事業者・行政の協働のもとで大幅なごみ減量の達成する契機となりました。
そこで、今年度の市民展示は、非常事態から現在に至るまで続く、地域で進んでいるしみん協働によるごみ減量、資源化の取り組みについて広く知っていただくことを目的に開催します。

主に東海地域で「しみん協働の3R」活動を行っている市民団体、行政、公益団体などが、活動や実績などについて展示物を用いて紹介します。
メイン・タイムには各団体の関係者が多数参加する予定ですので、当学会会員・非会員関わらず多くの皆様にぜひご来場いただき、情報交換や交流の場としていただければ幸いです。

日 時: 9月12日(水) 10:45 ~ 18:00 (メイン・タイム:市民フォーラムの直後の15:00〜18:00)、
9月13日(木)  9:30 ~ 17:00

場 所: 名古屋大学 東山キャンパス ES総合館1F ESホール

展示団体名と企画タイトル:(順不同)

①(一社)四日市大学エネルギー環境教育研究会 「地域に繁茂する孟宗竹を廃棄物にしない「人材育成」など」

②「なごや環境大学」実行委員会 「まちじゅうがキャンパス!しみん協働で育む「なごや環境大学」」

③おかえりやさいプロジェクト 「産官学民でつくる地域循環型野菜の共通ブランド」

④社会福祉法人 共生福祉会ソーネしげん 「集いと交流の資源買取りセンター」

⑤NPO法人 生ごみリサイクル思考の会 「ごみ減量大作戦」

⑥認定NPO法人 中部リサイクル運動市民の会 「市民主体で創るリサイクル・リユースの仕組みづくり」

⑦NPO法人 日進野菜塾「毎日の家庭の生ゴミを、簡単に堆肥に変える「段ボールコンポスト」とその普及活動の取組みについて紹介」

⑧(一社)しげんカフェシステムズ 「現代のお洒落なくず屋さん」

⑨生ごみ出さないプロジェクト 「家庭の生ごみを元から減らし隊」

⑩名古屋市環境局ごみ減量部減量推進室 「ごみ非常事態宣言から20年 これまでを振り返る」

⑪さくらや名古屋店 「地域でお下がりの輪を広げよう!」

⑫3R・低炭素社会検定実行委員会 「11月11日に第11回3R・低炭素社会検定を全国で実施します」

⑬(一社)廃棄物資源循環学会消費者市民研究部会 「アップサイクルを目指して・・・世界の分別箱写真展・C&G/循環とくらし展示」

 
<環境学習施設展示 (環境学習施設部会)>
環境学習フォーラムと連動し、学会開催地域の施設関連展示を行います。(日時・場所は市民展示と同じ)

展示団体名:(順不同)

・愛知県環境学習施設等連絡協議会(愛称:AELネット)

・四日市公害と環境未来館、四日市市クリーンセンター

・岐阜県先端科学技術体験センター(サイエンスワールド)

・豊田市環境学習施設「eco-T(エコット)」、及び豊田市の環境学習施設

・視察研修会2018案内「環境学習施設とSDGs」

・他、全国各地の施設紹介や環境学習ソフトなどの紹介

 
<市民フォーラム(消費者市民研究部会・認定NPO法人 中部リサイクル運動市民の会 共催)>
近年、食品ロスの半減や脱・使い捨てプラスチックの実現などが世界的に大きな課題となってきていますが、こうした大きな変化を実現するには、市民・事業者・行政のパートナーシップに基づく取組み、すなわち「しみん協働」が不可欠です。そこで名古屋市のごみ非常事態の経験からあらためて「しみん協働」を学びなおし、今後の「しみん協働」の構築/再構築に向けてともに考える機会として、市民フォーラムを企画しました。

「ごみ非常事態」を宣言した松原武久・元名古屋市長(現東海学園大学学長)より、「非常事態時における“しみん”との協働」ついて基調講演をいただきます。
続けて、当時すでに名古屋市においても20年ものごみ減量・リサイクル活動を推進してきた認定NPO法人中部リサイクル運動市民の会から、当時の市民団体としての非常事態への対応をお話しいただきます。
その後、市民展示に出展している東海圏内の各団体から最近の活動をご紹介いただくとともに、「市長と市民団体の協働によるごみ減量と循環型社会構築」について熱く語ります。

皆様のご参加をお待ちしています。

日 時:  9月12日(水)  13:30 ~ 15:00

場 所:  名古屋大学 東山キャンパス ES総合館2F ES022講義室(第3会場)

定 員:  140名(先着順・事前申込不要)

プログラム(案):(敬称略)

<13:30~13:35>  開会の挨拶

<13:35~14:25> 50分
基調講演:「名古屋市ごみ非常事態時における“しみん”と名古屋市との協働について(仮)」
松原 武久(元名古屋市長、現東海学園大学・学長)

質疑応答

<14:25~14:35> 10分
報告:「名古屋市ごみ非常事態 そのとき市民・市民団体は・・・(仮)」
永田 秀和(認定NPO法人 中部リサイクル市民運動の会 代表理事)

<14:35~15:00> 25分
東海圏内で3Rに取り組む団体からの活動紹介・しみん協働に関する意見
松原 武久・元名古屋市長からのコメント

<15:00>  閉会
 
なお「市民フォーラム」閉会後、「市民展示」の会場にて、各団体との意見交換・質疑応答などを自由に行っていただける場を設けています(~18:00)。こちらにも是非、ご参加ください。
 

ページの先頭に戻る