レアメタルリサイクルに関する合同講演会 −都市鉱山の有用性把握を資源性、安全性、経済性から評価し、将来の方向を議論する− |
【講演会報告】 レアメタルリサイクルは日本の立ち位置を良く体現している。小さくてもピリッと刺激ある国を目指すために、レアメタルリサイクルは最適の分野と言える。現在は経済性に乏しいと言われているが、リサイクル技術・システムを高度化し、使用済みレアメタルを日本に集積できれば、資源循環の主導権が確保できる。そこで、現在から未来を視通すための知恵の集積と関係者の連携を図りたい。 〔共 催〕 廃棄物・資源循環学会(物質フロー研究部会) 廃棄物・資源循環学会(リサイクルシステム技術研究部会) 〔協 賛〕 高分子学会、石油学会、プラスチックリサイクル化学研究会、エネルギー学会 (予定) 〔日 時〕 2010年7月9日(金) 9時〜17時10分 〔会 場〕 日本大学理工学部駿河台校舎1号館2階121会議室(東京都千代田区駿河台1−8−14) 地図:http://www.cst.nihon-u.ac.jp/campus/google.html 〔交 通〕 JR御茶ノ水駅、聖橋口改札出口より徒歩3分 〔定 員〕 100名(事前申込み制) 〔参加費〕 企業10,000円 その他5000円。 講演会当日、受付にて申し受けます。学会部会名で領収書を発行 〔講演時間〕 40分(講演30分+質疑10分) |
〔プログラムと講演資料〕 < 9:00〜 9:10> 開会の挨拶 (物質フロー研究部会)酒井伸一 第1部:レアメタルリサイクルの政策展開 座長(京都大)平井康宏 < 9:10〜 9:50> レアメタル回収モデル事業の現状と課題 (環境省)上田康治 < 9:50〜10:30> 関与物質総量を用いた都市鉱山の「質」に関する新規評価手法 (京都大)山末英嗣 <10:30〜10:40> 休憩 座長(京都大)酒井伸一 <10:40〜11:20> ハイブリッド自動車用Nd磁石リサイクルのLCA (京都大)平井康宏 <11:20〜12:00> 使用済み製品中のレアメタルを含む元素分析方法 (国環研)貴田晶子 <12:00〜13:30> 食事休憩 第2部:リサイクル技術の課題と可能性 座長(三菱マテリアル)新井義明 <13:30〜14:10> レアメタル資源戦略と回収技術 (早稲田大)大和田秀二 (東北大)中村崇 <14:10〜14:50> 破砕・粉砕による濃縮:都市鉱石化技術 (物質研)原田幸明 <14:50〜15:00> 休憩 座長(産総研)加茂徹 <15:00〜15:40> 使用済み家電製品からの希土類磁石のリサイクル (三菱マテリアル)新井義明 <15:40〜16:20> レアメタル乾式精錬 (東大)岡部徹 <16:20〜17:00> レアメタルビジネスとメタルジャーナリズムの将来 (日刊市況通信社&IRRSG)棚町裕次 <17:00〜17:10> 閉会の挨拶 (リサイクル研究部会)行本正雄 <17:10〜19:00> 懇親会 2階食堂 |
【見学会報告】 〜日鉱金属のリサイクルプラントでレアメタル湿式精錬の先端を知る〜 趣旨 レアメタルリサイクルに関する講演会の前日に、先端リサイクルの現状を知るために日鉱金属さんのプラントを見学しました。日鉱金属さんはほとんどのレアメタルを回収する事業を開始するべく、新たな湿式精錬のプラントを100億円かけて新設しました。それぞれのレアメタルに合わせた湿式精錬装置がラインアップされているさまは壮観です。プラントを見学し、その内容を紹介していただくとともに、日鉱さんが取組んでいる2次電池リサイクル技術についても講演していただきました。レアメタルが近未来の日本に不可欠との判断で大型投資をした日鉱さんの意欲をゾクゾクと感じる先端工場です。見学を快く受け入れて下さいましたJX日鉱日石金属関係者の皆様、有難うございました。 主 催 廃棄物資源循環学会 物質フロー研究部会 廃棄物資源循環学会 リサイクルシステム・技術研究部会 日 時 10年7月8日(木) 14:00〜17:00 見学先 日鉱金属株式会社 HMC工場 http://www.nikko-metal.co.jp/ 特別講演 <15:30〜17:00> JX日鉱日石金属におけるレアメタルのリサイクル (JX日鉱日石金属)日野順三 |
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