『循環とくらし』第12号のテーマは「災害とごみ」
世界中で甚大な被害をもたらす大災害が毎年増え続け、待ったなしに私たちを襲ってきます。3.11の大地震での破局的な体験から、廃棄物資源循環学会では、若手研究者を中心に災害廃棄物研究部会が立ちあげられ、一丸となって、被災地の復興に携わる傍ら、災害廃棄物管理の研究を重ねてきました。その間、災害廃棄物管理は劇的に進化しています。
そこで、今回の特集では、過去の体験から、しておけばよかった対策や発生時の「命を守る」行動、復興時期にどういった対応が望ましいのかなど、被災者の立場から、また学会の立場から、今まで蓄積されてきた知見を集めました。少しでも多くの人たちに知ってもらい、ともに行動していただければと思い、一生残していただける特集企画を目指しました。
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災害とごみ【目次】 ごみの一歩手前を考える 『循環とくらし』 第12号
- 学会からのメッセージ [2]
- 巻頭インタビュー
- 相転移を防ぐ [3] 河田 惠昭
- 災害とごみ [4]
- ［第１部］ 災害発生時・直後
- いのちを守る とっさの行動 [5] 平山 修久
- 大切なものを守る避難と生きゆく支度 [6] 毛利 紫乃
- 被災者リレートーク ～発生直後から避難場所～
- 平成28年熊本地震 [7] 渡邉 啓子
- 平成29年7月九州北部豪雨 [8] 古賀 千佳嗣
- ［コラム］身近なもので防災グッズをつくろう！－親子で防災＋ごみ減量にチャレンジ－ [9] 向中野 裕子
- 逃げるという意思決定 [10] 片田 敏孝
- ［第２部］ 災害のあと
- 増え続ける災害とその被害/災害の種類 [11] 鈴木 慎也
- 図解！災害廃棄物管理ガイドブック－平時からみんなで学び、備える－ [12] 浅利 美鈴
- ［コラム］市民からのメッセージ「災害廃棄物管理ガイドブック」次の一歩！－防災地域リーダーの育成を－ [13] 中井 八千代
- 災害ごみ処理の始まりは片づけごみ [14] 岡山 朋子
- プロボランティアの作法 [15] 高田 昭彦
- ［コラム］救援物資は被災地を襲う第2の被害!? [16] 栗田 暢之
- 『循環とくらし』ウェブ座談会 災害廃棄物：行政うらばなし [17] 鈴木 慎也
- 大災害時の報道の在り方 災害廃棄物（ごみ）を円滑に処理するために [18] 安富 信
- ［第３部］ 平時の備え
- 計画的な退蔵物の「捨て活」を始めてみませんか？ [19] 田畑 智博
- 災害廃棄物に備えた住民参画の取り組みの重要性について [20] 山根 正慎
- 楽ちん！続けられるローリングストックの秘訣 [21] こるり
- 企業や家庭におけるリスクファイナンスによる地震への備え [22] 荒木 貞晴
- これであなたもエコ通！『循環とくらし』クロスワード [23] クロスワードパズル：水谷 聡 イラスト：森川 あいみ
- 活動レポート
- ハザードマップと昔の地図を比べて歩いてみよう [24] 渡邉 啓子・中学3年生＆生物部有志
- 大学3Rリレー
- 公立鳥取環境大学学生EMS委員会の取り組み [25] 真下 翔太
- 学会からの発信
- 研究発表会レポート 第34回廃棄物資源循環学会研究発表会 市民展示、ミニ発表会
- 未来を生きる力を地域で育む SDGs自然農園「あわい農園」の取り組み [26] 正垣 律子
- 天神祭ごみゼロ大作戦の取り組み [27] 岡見 厚志
- 環境学習施設紹介
- 21世紀のごみ処理施設「今治クリーンセンター」の取り組み [28] 松田 由美
- 環境にやさしい「エコライフ」や「ごみ問題」を学ぶ啓発施設『えこはま』 [29] 高根 美保
- Book Review [30]
- 河田 惠昭 著『津波被害 増補版 －減災社会を築く』 （評者）原田 浩希
- 釜井 俊孝 著『宅地の防災学 都市と斜面の近現代』 （評者）三好 裕司
- 片田 敏孝 著『人に寄り添う防災』 （評者）鍜冶 美行
- 吉田 真衣・大槌刺し子 著『大槌刺し子と学んだ、「ちょうどいい」を目指す働き方』 （評者）野々村 真希
- 次号テーマ 予告 [31]
- クロスワード解答 [32]
『循環とくらし』第12号 「災害とごみ」
発行年月日：2024年3月31日
編集・発行：一般社団法人 廃棄物資源循環学会 [33]