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東海・北陸支部  ~令和6年度市民フォーラムのご報告~

東海・北陸支部  ~令和6年度市民フォーラムのご報告~

東海・北陸支部企画 『令和6年度市民フォーラム』 活動報告

開催日  : 2024年6月22日(土) 13:00~17:50
開催場所 : 名古屋大学減災館

東海・北陸支部では、これまで各年のテーマに基づいた市民フォーラムを開催してきました。しかし、2020年から蔓延したコロナ感染症により開催できませんでしたが、2024年6月22日に、4年ぶりに名古屋大学減災館を会場にして、約50名の方々に参加していただきフォーラムの幕を開けました。東海・北陸支部では、今まで、自治体、大学、民間企業や市民団体が積極的に参加して「ひとづくり」、「ものづくり」による資源循環型社会の形成に取り組んできました。本市民フォーラムは準備期間のない中、次回名古屋大会のことも鑑みて、副支部長 戸谷満 氏の提案により以下の内容となりました。
本年1月の能登半島地震では多大なる被害をもたらしました。東日本大震災の反省を踏まえ、都市部では危機管理体制の整備を行ってきましたが、地方部では整備が不十分であることが明らかとなりました。近年発生すると予想されている南海トラフ地震に向けて、地方部の危機管理対策を強化する必要が重要な課題であると考えられます。
一方、環境保全については、「自然と共生する社会」をテーマにした愛知万博の跡地利用として、環境に配慮した自然豊かな都市計画公園、「愛・地球博記念公園(モリコロパーク)」が作られました。環境負荷をさらに低減し、再生可能エネルギーを活用するなど、持続可能な社会づくりに貢献することが期待されています。
今回、能登半島地震の被災状況や愛知万博の跡地利用に関する講演を聞き、環境分野の知見を深めることで、東海・北陸支部の取り組みである環境教育へのヒントに繋がったと市民フォーラムが開催できたと感じます。


講演の様子(1)

講演の様子(2)

講演内容
➀「能登半島地震における珠洲市浄化センターの被災状況及び復旧作業について」
;川崎重工業株式会社 諸岡隆良 氏
➁「PS灰を基材とした土質改良材「FTマッドキラー」の災害復旧工事への適用事例」
;株式会社フジタ 相良昌男 氏
➂「奥能登クリーン組合 奥能登クリーンセンターの被災状況/復旧への取組み」
;エスエヌ環境テクノロジー株式会社 児玉基希 氏
➃「ごみ処理施設における災害対策の事例紹介」
;日立造前株式会社 山田和樹 氏
➄「能登半島地震から学ぶ」;名古屋大学減災連携研究センター 平山修久 氏
環境省 中部地方環境事務所   水原健介 氏
➅「愛・地球博の理念を継承したサスティナブル・パーク
   『愛・地球博記念公園』の取組み〜愛知万博からの20年とこれから〜」
;愛知県都市整備部公園緑地課 粟田雅貴 氏
日本工営都市空間株式会社  則竹登志恵 氏
➆「愛知万博20周年記念事業について」
;愛知県政策局企画調整部 愛知万博20周年記念事業推進室 輪違優 氏

講演後、今回の市民フォーラムにて退任される伊藤支部長のご挨拶と花束贈呈が行われました。


伊藤支部長への花束贈呈

『令和6年度市民フォーラム』開催にあたって、ご協力頂いた関係者の方へ感謝申し上げます。

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