令和2年度海洋プラスチックごみ学術シンポジウム
趣旨:
近年、海洋プラスチックごみによる環境汚染により、生態系、生活環境、漁業、観光等への悪影響が懸念されています。そのため、重要かつ喫緊の課題として、国連をはじめとする様々な国際会議においてその対応について議論されています。効果的な対策・施策を立案するためには、海洋プラスチックごみの量・分布の実態把握、発生源の特定、生物への影響評価などの科学的知見が必要ですが、十分に整理・蓄積されているとは言えません。
現在、世界中の多くの研究者がこの問題の解決に向けて様々な調査や研究に取り組み始めていますが、海洋プラスチックごみに関する科学的な研究分野は多分野に横断的であることから、その広がりは十分とは言えません。今後、これまで以上にスピード感を持って研究の進展を進めるためには、新たな研究者の参入を含めた研究体制の一層の強化が必要です。そのため、海洋プラスチックごみに関する科学的知見の現状を、国内の学術界を中心に広く発信・共有することによって、我が国の学術界における海洋プラスチックごみに関する研究の裾野を広げるとともに、更なる研究の推進を図ることを目的として、シンポジウムを開催します。
概要:
日時:2021年3月3日(水) 9:30~17:40
場所:オンライン開催