Japan Society of Material Cycles and Waste Management アクセス English
研究部会
 

研究部会

廃棄物資源循環学会では,以下14部会の研究活動を支援しています。各部会の詳細は部会ホームページをご覧ください。

 


名称 研究テーマ 活動状況
埋立処理処分研究部会 ・廃棄物最終処分場の安定化の定義,安定化促進技術,および埋立物の選択,前処理から跡地利用までのライフサイクル的管理の在り方を研究する。
・一般廃棄物,産業廃棄物の双方を対象とし,海外の事例研究も進める。
会員による分担研究,研究集会等の開催,勉強会・情報交換の場の提供,E-mailによる情報交換。
行政研究部会 再考!Waste Management!を掲げ、廃棄物行政に関する問題点を討議する。自治体、学識経験者、民間事業者などから構成される部会員。最近の議題は、(1)処理業の許可、(2)定義・区分、(3)三位一体改革などをテーマにして議論している。 (1)定期的な部会の開催(2ヶ月に1回程度)
(2)研究発表会での部会からの情報発信
廃棄物計画研究部会 グリーンイノベーション時代に対応するため、3Rの推進時に環境負荷とGHG削減、資源・熱エネルギー回収等を実現する効率的な運営・コスト負担のあり方から従来の枠組みを問い直し、「新たな廃棄物計画のあり方」を提起できる活動を行う。 研究会にて「新たな廃棄物計画のあり方」に関する勉強および討議を行い、その成果を小集会および報告書としてまとめる。
ごみ文化・歴史研究部会 ・各都市の廃棄物行政(制度、技術、体制など)の経緯の調査
・廃棄物法制の変遷とその背景調査
・各産業の資源循環への取組み経緯調査
・先人の足跡調査及び紹介
定例研究会の開催(年4回程度), 会員の研究紹介(随時), 講演記録・資料集の発行, 資料の収集と紹介, 研究集会等の開催, ML等による情報交換。
廃棄物試験・検査法研究部会 廃棄物検査法に係る調査研究テーマの発掘、産業廃棄物分析マニュアルの見直しに関する検討、再生製品の環境安全性評価、アスベスト分析に関する学会試験規格案の作成・提案、廃棄物試験法等ガイドラインの作成。 会員による共同研究、アンケート調査等、研究集会等の開催、ML等による情報交換。
廃棄物焼却研究部会 都市ごみの中間処理方式のひとつとしての焼却という手段を総括・評価する。また循環型社会・低炭素社会に対応した都市ごみ焼却のあり方を模索する。 会員による分担研究,月例研究会による討議,研究集会等の開催,見学会等の開催。
消費者市民研究部会 近年は、2Rの推進を基本テーマとしている。
具体的には、レジ袋有料化ほか販売時の容器包装の2R促進、容器包装リサイクル法などにおける拡大生産者責任の徹底、および衣類の3Rについて、研究活動を実施してきている。
会員の活動・研究,企画セッション・市民展示・討論会等における情報発信・問題提起等。
バイオマス系廃棄物研究部会 要素技術をシステムとして組み合わせて普及させるための方法論を検討し、循環型社会形成に向けたバイオマス系廃棄物総合的利活用システムの開発研究の遂行を目的として活動している 。 会員による共同研究,アンケート調査等、企画セッションなど研究集会等の開催。
物質フロー研究部会 有害性と資源性の両面を踏まえた物質循環の管理に関する研究。廃家電等からの貴金属・レアメタル等の回収,レアメタル等の分析相互検証,主要素材産業の物質フローの現状と将来展望 会員による分担研究,レアメタル等分析相互検証事業の実施,セミナー・シンポジウム等の開催。
リサイクルシステム・技術研究部会 リサイクルの適正化と効率化をシステムと技術の両面から調査検討している。廃プラスチックの処理方法・処理システムとそのコストを透明化し、生成物の品質と価値(価格)の関係性を構築中。 会員による分担研究,学会企画セッションへの積極参加。講演会・勉強会・見学会の開催。E-mailによる情報交換。
産廃研究部会 産業廃棄物処理は、高度成長下で不適正な処理が横行した時代を経たのち、適正処理と資源循環によって、持続可能な社会に貢献する産業として現在進化し続けている。一方、産業廃棄物の特性として、幅広い産業の事業活動から多様な廃棄物が発生し、自治体が許可している処分方法・資源化技術等も、簡素なものから高度な先端技術まで多岐にわたる。処理・資源循環の現場では、安全性確保と法令順守はもとより、人手不足等を背景とするAIによる自動選別等の高精度な技術や低炭素技術のほか、生産性、経済性、リサイクル先受入基準との整合性、設置に係る行政手続等、多角的な観点から開発・導入が進められている。具体的には次のような研究活動を行う。

・廃棄物処理技術の現状把握、適正処理・資源循環推進に向けた技術向上、標準化等の検討

・法規制・施設構造基準、許可手続、廃棄物区分等の現状と合理化、業務改善の検討

学会企画セッションへの参加。見学会・勉強会等の開催。
環境学習施設研究部会 「地域に元気とやる気を育む環境学習施設」を旗印に、全国のごみ焼却施設やリサイクルプラザ・センターなどにある環境学習施設をネットワークし、知識や経験を共有するとともに、その効果や運営の妥当性をはかる方法を一緒に考え、自主的に環境保全に取り組む人々の育成や支援の方法を研究する。具体的には次のような研究活動を行う。

  • 全国規模の環境学習施設(=環境教育・啓発施設)ネットワークの構築研究
  • 交流する機会の企画、及び情報交流のための研究事業
  • 施設開設・運営ノウハウの共有研究(→ハンドブックの出版も視野に)
  • 施設独自のリソースの相互補完や啓発プログラムの共同開発研究等
会員による分担研究,研究集会等の開催,視察研修会・見学会等の開催,アンケート調査,企画セッションや企画展示等の開催,一般及び関係者向けML・幹事会MLによる情報交流,及びfacebook等による情報公開。
情報技術活用研究部会  近年利用の拡大が進む、IoT(もののインターネット)やAI(人工知能)の活用により、需要と供給のマッチングを図り、物流を高度化することで、資源循環の一層の促進や低炭素化に資することが期待される。また、少子高齢化を背景とした労働人口の減少により、廃棄物処理・リサイクル業界においても、労働力不足の問題が顕在化しつつあるが、情報技術の活用は、労働の効率化、省力化、安全性の向上などに繋がり、労働力の補完や経済性の向上に資する可能性もある。

これら、情報技術の廃棄物処理・リサイクル分野への適用を研究テーマとして、産官学の連携等により技術的、制度的な検討を行うことで、廃棄物の処理・リサイクルを高度化し、資源の保全、温室効果ガスの排出削減、資源循環ビジネスの飛躍に繋げることを目的とする。

具体的には、下記のような活動予定を計画している。

  1. 情報技術の活用に関する最新情報を共有、議論するための講演会等の開催
  2. 情報技術を利用するための技術的、制度的検討の実施
  3. 情報技術を活用する他学会、研究会、企業等との交流
災害廃棄物研究部会 頻発する小中規模・広域的な自然災害の発生に加え、南海トラフ巨大地震や首都直下地震等の大規模災害の発生が懸念される中、過去の災害における災害廃棄物処理の経験や教訓を記録・蓄積・評価し、知見の一般化や体系化を図ること、その成果を将来の災害に備えて社会の災害対応力向上に役立てていくことを目指しています。 ・災害廃棄物処理に係る知見の集積と一般化・体系化
・災害廃棄物対策に関心・関係のある学会員の拡充及び相互の知見の共有と専門
性向上
・平時及び災害時における学会の組織的対応の基盤づくり
・災害対応人材データベースの構築・維持
・災害発生時に専門家等が活用できる知見データベースの構築
・その他、災害廃棄物の管理に資する研究・教育・社会貢献活動

 

ページの先頭に戻る