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第26回都市防災推進セミナー (公社)全国市有物件災害共済会
 

第26回都市防災推進セミナー (公社)全国市有物件災害共済会

趣旨:

コンクリート塊で海底に高さ30m程度の「小山」を造ると、海流に変化が生じ、
海中植物の光合成が活性化してCO₂が吸収(ブルーカーボン)され、連鎖的に魚が増
える仕組みを利用した人工海底山脈(マウンド礁)は、1995 年以来、水産庁と6 県
により全国に17 基が設置され、漁獲量の増加に大きな効果を上げています。
他方、公共建物の老朽化に伴い解体時に発生するコンクリート塊は、細かく破砕
してリサイクル処理されますが、この従来の処理方法は、多額の費用と時間、膨大
なエネルギー(CO₂)が生じます。
また、地震等で大量発生する災害廃棄物の処理主体は市町村であり、広域かつ早
急な災害対応に追われて繁忙を極め、災害廃棄物のうち有用なコンクリート塊でも、
従来の方法により処理されることで、処理期間が長期化し、迅速な復興の妨げにな
っている現状があります。
そこで、平時から都市で発生するコンクリート塊を再資源化し、海の環境安全性
を確保したうえで人工海底山脈に利活用することにより、災害時においても短期間
の処理が可能になるだけでなく、地域の漁業振興、処理費用の削減、ブルーカーボ
ンにも寄与する「事前防災」の提案をするものです。

収録日時:

令和6年11月21日(木)13:00~17:00

配信期間:

令和6年12月6日(金)~令和7 年1月31日(木)

主催:

(公社)全国市有物件災害共済会・NPO 法人東京いのちのポータルサイト

後援:

(一社)廃棄物資源循環学会他

問合先:

(公社)全国市有物件災害共済会

TEL:03-5216-8740  FAX: 03-3234-1767

 

 

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