学会からのメッセージ
廃棄物学会は、1990年3月我が国で初めて廃棄物問題を学術的かつ専門的に研究する学会として設立され、 今日では、個人会員3308人, 公益会員99団体、賛助会員136企業(2008年11月30日現在)を擁する学術団体へ と発展し、この間、環境汚染防止対策としての適正処理はもとより、資源としての再利用、有効利用等廃棄 物全般に亘り会員の研究情報発信、交流などの活動を展開して参りました。
ご案内のとおり、廃棄物問題は個人の日常生活や社会経済活動等あらゆるところから生じてまいりますが、 今日の喫緊課題である地球温暖化や資源エネルギー問題など国際的な課題への取組みの中でも、廃棄物に関する 研究はますます重要になっており、さらに上流側へと遡及し資源循環分野への広がりが必須となっております。
こうした中で、廃棄物学会では従来より行ってきた公益法人的な活動をより一層充実させるために法人 格を取得し、最終的には公益法人化を目指す準備を進めて参りましたが、平成18年6月の公益法人制度の改革 に伴い法人化がより具体的、実現的になったところです。このような状況を背景に、昨年6月の定期総会にお いて法人化方針が満場一致で承認され、これを機に学会名称も廃棄物を基盤とし、さらに今後の社会状況を加 味して廃棄物資源循環学会とすることに決しました。
本学会としましてはこうした方針に基づき、昨年12月からの新たな公益法人法の施行に伴い、12月1日を もちまして一般社団法人 廃棄物資源循環学会を設立いたしました。
従いまして、廃棄物学会は一般社団法人廃棄物資源循環学会へ移行し、名のごとく、新たな地平に向か いより活発な活動をスタートさせ、法人格を有する責任ある学会として社会的な役割を全うする所存です。
平成21年1月