『廃棄物関連試料の分析マニュアル』出版記念セミナー第2回 ~環告では分からない廃棄物分析の留意点~
廃棄物資源循環学会 関東支部主催セミナーのお知らせ
趣旨
今般、「産業廃棄物等に含まれる金属等の検定方法」(環告13号法)の見直しに学会が関わり、平成25年に環告13号法が改定されました。当該試験法はこれまで測定値のばらつきが大きいことが指摘され、測定上留意すべき事項を十分に周知することの必要性から、分析操作マニュアルを作成した経緯があります。この度これを基本として、廃棄物及び関連試料の分析方法を網羅した「廃棄物関連試料の分析マニュアル」を出版しました。これを記念し、本書籍を利用する方々(環境関連の自治体関係者、廃棄物処理装置製造業関係者、環境分析担当者(廃棄物、土壌等)、土壌汚染修復に関連する建設業の担当者等)を対象としたセミナーを開催いたします。
廃棄物の分析に関しては、試料採取から測定、データ管理に至るまで他の環境分析とは異なる特徴があり、環告だけでは分かりにくい点も多く、分析値の精度を狂わすおそれもあります。そこで本セミナーにおいては、マニュアルの解説にとどまらず、出席者の方々の疑問や意見を反映しつつ一緒に現場の問題を議論する場も設けます。さらに、今後の循環型社会形成や廃棄物問題解決に向けた廃棄物分析技術の展開についても共に考える機会にしたいと思います。関係者の方々の多数の参加をお待ちしております。
開催日時、場所
日時: 2015年7月15日(水)10:00~16:30(受付開始 9:30~)
場所: 日本大学理工学部駿河台校舎1号館2階121会議室 (東京都千代田区駿河台1-8-14)
<<アクセス>> JR御茶ノ水駅(聖橋口改札出口)徒歩3分
会場詳細はこちら→ http://www.cst.nihon-u.ac.jp/campus/google.html
- 100名(事前申込み制・先着順)⇒web申し込みは一旦締切りました。残席がございますので参加ご希望の方は、当日会場に直接お越しください。
- キャンセルされる方は前日までにご連絡ください。→jimu(a)jsmcwm.or.jp ((a)を@に変えて送信ください)
講演プログラム
(敬称略)※プログラムは変更になる場合があります。
10:00~10:05 | 開会の挨拶 | 大迫政浩(関東支部長、国立環境研究所) |
第1部 | 分析技術のこれまでと今後の展開 | 座長:渡辺洋一(埼玉県環境科学国際センター) |
10:05~10:40 | 再生製品の環境安全性評価と資源循環に向けた展望 | 大迫政浩(国立環境研究所) |
10:40~11:20 | 古くて新しい?ごみ質組成分析の実際 | 飯野成憲(東京都環境科学研究所) |
11:20~11:50 | 廃棄物・環境関連情報の今後の活用策 | 谷川昇(日本産業廃棄物処理振興センター) |
11:50~12:50 | 食事休憩 | |
第2部 | マニュアルの勘所 | 座長:豊口敏之(環境管理センター) |
12:50~13:10 | 「廃棄物関連試料の分析マニュアル」出版の経緯と概要 | 貴田晶子(愛媛大学) |
13:10~13:50 | 金属系の分析における注意点 | 藤森英治(環境調査研修所) |
13:50~14:30 | 有機物の分析における注意点 | 坂本広美(神奈川県県西地域県政総合センター) |
14:30~15:00 | 石綿の分析方法 | 山本貴士(国立環境研究所) |
15:00~15:15 | 休 憩 | |
第3部 | 分析を現場にどう活かすか!精度管理から現場活用まで | コーディネーター:豊口敏之(環境管理センター) |
15:15~15:45 | 環告13号試験の精度管理調査の結果概要 | 貴田晶子(愛媛大学) |
15:45~16:00 | 話題提供 | |
16:00~16:30 | 自由討論 | |
閉 会 | ||
16:30~18:30 | 情報交換会 |
セミナー参加費用
- 15,000円(『廃棄物関連試料の分析マニュアル』1冊を配布)マニュアル不要の方は5,000円
- セミナー当日、受付にて申し受けます。学会名で領収書を発行いたします。
- 情報交換会に参加される方は別途 3,000円(一律)を頂戴いたします。
※インターネットによる参加申し込みは締め切らせて頂きました。残席がございますので、参加ご希望の方は、当日会場に直接お越しください。
お問い合わせ先
一般社団法人廃棄物資源循環学会 事務局
TEL: 03-3769-5099
e-mail:jimu(a)jsmcwm.or.jp ((a)を@に変えて送信ください)