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(独)国立環境研究所 
      第5回 E-wasteワークショップ
    11月17日(月)  メルパルク京都(こちら)

趣旨:
 アジア地域においては、経済成長に伴う廃棄物発生量増加や循環資源の国際貿易が盛んになっており、なかでも、電気電子機器廃棄物すなわちE-wasteについては、不適正なリサイクル・廃棄による環境汚染の問題が指摘されるとともに、発生・流通量の増大や環境規制・処理施設の未整備などから、今後の対策の優先順位の高い対象といえます。
 日本政府は2004年のG8サミットで3Rイニシアティブを提唱して以降、各国での3R(リデュース、リユース、リサイクル)を通じて循環型社会の構築を目指す方向性や「ゴミゼロ国際化行動計画」などを世界に発表してきました。また、E-wasteについては、使用済み家電製品やパソコンなどの海外流出やその対応に国内で関心が高まるとともに、海外でもバーゼル条約事務局の「アジア太平洋地域におけるE-wasteの環境上適正な管理プロジェクト」(2005〜2008年)や、2008年6月には同条約第9回会合において「電子機器に関する行動のためのパートナーシップ(PACE)」が採用されるなど、アジア地域などでのE-wasteの適正な管理に向けた活動が進んでいます。
 私たち国立環境研究所では2004年以降、4回の「国立環境研究所E-wasteワークショップ」を開催してきました。これまでのワークショップでは、アジアを中心とした各国の専門家が集い、国際資源循環や各国の中でのE-waste問題の現状と課題を共有し、その3R推進に向けた課題を議論してきました。
近年は、E-wasteの物質フロー分析について、国家間比較や越境移動の定量化、さらに金属資源の効率よい回収方法の検討などが求められています。加えて、有害性の詳細な調査と評価方法の検討や、環境汚染や健康被害の防止に向けた回収・リサイクルなどの具体的な取り組みも必要とされています。このような観点から、本年11月17日に開催する「第5回国立環境研究所E-wasteワークショップ」においては、E-wasteの物質フロー分析、有害性と評価方法、回収・リユース・リサイクルの課題と取り組みに焦点を当てます。各国の研究者が連携し、最新の情報を交換・蓄積することにより、E-waste問題の解決に資することを目的としております。本ワークショップへ多数の関係者がご参加いただき、有益な議論が行われることを期待します。

言語:英語
参加費:無料
詳細情報:こちらをご覧ください(pdfファイルへリンクしています)。
English information  ←You can see pdf file.



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